日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

アクセス
MENU
LINE YouTube Instagram Twitter Facebook

卒業生インタビュー

佐々木 絵美

デザイン専攻科 ビジュアルデザイン専攻
2006年卒業

佐々木 絵美 / シューズデザイナー

佐々木 絵美

シューズデザイナー

  • 1979年千葉県生まれ
  • 2002年千葉工業大学工学部工業デザイン学科卒業
  • 2006年コンバースフットウェア株式会社に入社

性別や世代を問わずあらゆるタイプの靴をデザインするのが基本です。シーズンによって異なりますが、リボンやフリルのついた女性ターゲットのものや、メンズ、そして子ども向けの商品を最近は担当しました。

〈桑沢デザイン研究所〉に入学する前は大学で工業デザインを専攻しており、そこでの研究テーマは靴と歩行の関係でした。靴は服以上に、人間工学の側面も強く、ずっと靴のデザインをしたいと思っていました。しかし望みはかなわず、スポーツ用品の卸売りの会社に就職し、担当はカタログなどのデザインでした。そこでデザイン力が足りないことを痛感。高校の時に先生から薦められた〈桑沢〉のことを思い出し、ビジュアルデザインを勉強するために入学しました。
〈桑沢〉では分野を超えてデザインの基礎から学ぶことができます。機械を使う以前に手作業で1からものを考えることを教えてもらえます。大学時代はパソコンを使ってデザインをしていましたが、〈桑沢〉は手でつくるのが中心です。この手でつくる経験は社会に出て働いてみて、靴のように、色々なデザインの要素で成り立つ立体物を扱う際に役立ちました。現在の仕事では1カ月に20アイテムほどのデザインをこなさなければならないこともよくあります。在学中に大変だった、短い時間内にクオリティの高く、しかも同じ週にいくつも重なった「課題」が血となり肉となり、いまを支えているのかもしれません。

靴のデザインの1番難しいところは、ただ「かっこいい」や「かわいい」デザインを考えるだけでは足りず、機能性、そして市場のニーズを意識しながらつくらなければならないところです。そうした条件のなかで、サンプルがイメージ通りに上がってきたときや、街中で自分が苦労してつくったものを見かけたときに喜びを感じます。将来の夢や希望は、デザインだけでなく、製品の包括的なコンセプトを考える企画などに携っていけたらと思っています。

 <インタビュー 2015年3月>©桑沢デザイン研究所

佐々木 絵美

(左)オールスターシャービーOX/レディース向けの商品。かかとのリボンが自分で結べるようになっている(右上)。
(右下)ベビーキャンピング/ベビー向け商品。クラシックアウトドアを意識。

 <インタビュー 2015年3月>©桑沢デザイン研究所

卒業生一覧に戻る