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桑沢デザイン研究所教員研修会レポート2012

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桑沢デザイン研究所教員研修会レポート2012

育の現場、親とのコミュニケーション。学校は世の中の縮図で、家庭、学校、遊びの三角関係が豊かになるほど人間として成長する。そして今回はその中の学校の中の「教育のリ・デザイン」をテーマに作品を制作していくことになった。何を着地点とするか?「教育のリ・デザイン」というと意味を正面から受け取るとかなり難解なことに挑戦することになってしまう。なぜなら、教育は現場である学校の先生と生徒だけで成り立っているわけではなく、大きなくくりは行政からの方針と地域性による教育の目的、さらには親の希望も加味されて、教育のカタチは“形成されていく関係性”がある以上、その中の一つを「良くします」と言っても周りを見ていない提案になってしまう。なので、あまりリアルに提案することは、リアルにしているふりだけで中身が伴わなく、そしてツマラナイ提案になってしまう。そこで、ゼミ生から「こんな授業だったら、もっと楽しく勉強ができた」という正直な視点で取り組むことになる。ただここで気をつけなければならない点は二つ。“楽しく勉強”と“単なるお遊び”はハッキリ考える。“現在の教科書や真実とされている件は調べ上げ、そこに着地をする”。近年、科学の進歩により、歴史など既存の答えと異なることも稀にあるが、さまざまな教科の答えを深く考えるがあまり、結論まで変えてしまう危険性があった。これは俯瞰するとあたりまえなのだが、当事者が真剣に教育や授業、教科書の問題29