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桑沢デザイン研究所教員研修会レポート2012

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構造解析図モニュメントはいつも、どっしりとした存在感を想像させるので、今回の提案では、見る方向によって存在感の違いが出るようなデザインとした。駅の改札口からはその存在感をなくし(前頁参照)、交通広場を回ることでその存在感が増して見えるように意図している。そのため、できるだけ薄くつくることを検討した。また、幅は17m、高さは、駅前のキャノピー(屋根)から少し突出するように、10mと設定した。これは3階建ての建物に相当する巨大なものであり、構造計算を有した。以下は構造解析をお願いした構造家・鈴木氏による解説である。『このモニュメントの構造は、箱形鉄板構造です。両側にPL 4.5mm(一部、6.0mm)で出来た厚さ77 mmのサンドイッチ版構造となっています。常時の長期と台風時の風圧時の検討を行い、安全性を検証しています(上図参照)。地震時作用力は、台風時作用力よりも小さい為、台風時の構造検討を行えば、短期時のモニュメントの安全性は確かめられます。サンドイッチ版構造は、ベタ基礎と一体で接合されて、風圧時水平力に対しては、転倒防止の役割を果たしています。ベタ基礎とする事で、現状の地盤で杭を使用しなくても、不同沈下する事なく、安全に自立する事ができるようになっています。』(構造設計:鈴木啓/ ASA)46