ブックタイトル桑沢デザイン研究所教員研修会研究レポート2014

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桑沢デザイン研究所教員研修会研究レポート2014

例2:上司に「急ぎでこの仕事やってくれるかな?」と頼まれた時の回答1. I will do it.ハイ、やります。2. I am going to do it.もともとやる予定だったんですけど…。この例の違いも明確ですが、「I am going to doit.」では社会人の受け答えとして、印象が悪いです。上司に嫌な顔をされても仕方ありません。ちなみに未来形には更に2つ:「be ~ ing」と「現在形で未来を表す」がありますので、この4つを時と場合で「使い分け」なくてはなりません。以上のように「未来形」ひとつをとっても「使い分け」をきちんと理解することは大変重要です。ビジネス・コミュニケーションの手段としての英語では「使いわけ」の理解は必須ですので、良い参考書でしっかりと再学習することをお勧めします。生きた英語を学ぶ時の教材生きた英語を学ぶための英語学習法としては、海外ドラマ、得に「フレンズ(FRIENDS)」をはじめとする「シットコム」を観る勉強法が各所で勧められています。例えばFRIENDSは楽しい番組な上ニューヨークが舞台ですので英語の発音もはっきり綺麗で聞き取りやすいです。使われている言葉もカジュアルながら下品ではないので、英語の学習には最適だと思います。ただし、FRIENDSのようなシットコムはいくら観ても英語以外の勉強にはなりません。そこで、ある程度英語が上達してきたらドキュメンタリーの映画やTEDなど、新たな知識を得ることが出来るプログラムを観ることをお勧めします。なぜなら、いくら英語が上達しても話す内容が無ければ誰も会話をしてくれないからです。「昨日フレンズ観たんだけれど…」と英語であらすじを話しても、熱心に聞いてくれる人はあまりいないでしょう。一方「昨日こんなドキュメンタリーを観たんだけど…」とその内容を話せば、大抵の人は興味を持って聞いてくれます。そこから会話が広がる可能性も高いのです。せっかく長い時間を費やして何かを観るのであれば、英語で話せる新たな知識を得ることをお勧めします。まとめ以上が私のお勧めする英語の勉強法です。英語力を伸ばしたい、外国のクライアントと仕事をしたい、と思っているデザイナーさんの参考になれば幸いです。繰り返しになりますが、仕事で使う英語を習得する際は「ネイティブの英語」を目標にしなくても大丈夫です。2002年の調査によれば、地球の人口の1/3を超える22億人が日常生活で英語を使用する環境にある一方で、ネイティブスピーカーは約4億人しかいないそうです(p.67, English asa global language, Second edition, David Crystal,Cambridge University Press)。8割以上の人が独自の英語を話している現在、国際社会では英語は国際共通語としての役割がより重要になっています。言い換えれば、ネイティブ級の完璧な英語が話せても、ネイティブではない中国人のクライアントに対して早口でプレゼンしては全く意味が無いということです。日本語なまりの英語でも、相手が理解しているか確認しながら、心を込めてプレゼンした方が商談がまとまりやすいのは想像に難くないと思います。ビジネス上の英語に限って言えば、英語力よりも「相手に伝える」コミュニケーション能力の方が重要です。デザイナーの得意な「相手に伝える」能力をフルに活用し、日本人らしい英語で意味のある内容を自信を持って話せば、あなたの英語は伝わります!31