ブックタイトル桑沢デザイン研究所教員研修会研究レポート2014

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桑沢デザイン研究所教員研修会研究レポート2014

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桑沢デザイン研究所教員研修会研究レポート2014

何も持たず、とても脆い上にあることを知らされた。我々は地球からは逃れられない。ならばもっと隣人から学び、共存の道を歩まなければ。都市の隣人とは、村であるかもしれない。SLOC(Small, Local,Open, Connected)を推し進めて、村から学ぼうではないか。「フェアウェルパーティ」全てのプレゼンテーションを終了し、プログラムは盛大なフェアウェルパーティへ。3日間生活を共にした参加者各グループの催しと、次回の開催地の発表が行われた。各グループのコミュニケーションプレゼンテーションは、村の子供達も一緒に。伝統的な影絵が夜通し続く。イスラム圏なのでノンアルコールだが、賑わいが朝まで続いた。さて、今回の第9回サステナブルデザイン国際会議ICDS2014は、ICVRの初回とジョイントした会議であった。第二回ICVRは2016年に開催予定だ。そしてサステナブルデザイン国際会議は、ロゴが意味するように2016年に終了する時限的会議。サステナブルデザイン国際会議の前身である「天然デザイン国際会議」が開催されたのは1995年京都、デザイナーによる日本で初めての環境会議であった。来たる2016年、私達は引き返すことのできない事態に遭遇しているのか、それとも1995年に見据えたあるべき未来のヴィジョンへの糸口を掴んでいるのだろうか?それを確認するためにも、私達は始まりの地に戻って棚卸しをせねばらない。最後のサステナブルデザイン国際会議2016の開催地が発表された。2016年「京都」。ICDSとICVRはその時に再びジョイントすることを誓い合って、すべてのプログラムを終了した。本レポートは、実行委員として携わる筆者が現地から実況レポートとしてFaceBookページに寄稿した記事を再編したものである。45