ブックタイトル桑沢デザイン研究所 教員研修会 研究レポート No.44 2016

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概要

桑沢デザイン研究所 教員研修会 研究レポート No.44 2016

31 訪れた日は、上州からっ風の強風が吹く肌寒い日であった。石器が巨大化して岩宿の地に落下してきたイメージの建築デザインが、澄み渡る青空を背景に、のどかな田舎風景の中に共生している(写真2)。建築外観は山の稜線と溶け込んで手前の池にその姿を映し出す(写真3)。博物館入口までの道は、駐車場から緩やかなスロープをのぼり、すっと回り込んで階段を降りていく。その一段一段が、3万年前へとタイムスリップし、埋蔵された岩宿文化にたどりつくストーリーを表現する(写真6)。写真5 風向軸に沿って立つ列柱。手前の山は鹿田山、先の山稜は赤城山写真6 南のアプローチの階段から博物館の入り口を見る? 写真7 1 階ロビーの内側から、ガラス越しに見る列柱?