ブックタイトル桑沢デザイン研究所 教員研修会 研究レポート No.44 2016

ページ
71/78

このページは 桑沢デザイン研究所 教員研修会 研究レポート No.44 2016 の電子ブックに掲載されている71ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

桑沢デザイン研究所 教員研修会 研究レポート No.44 2016

69・「SLOC *」の実践。地域社会のサステナビリティを強化するためのソーシャルデザインに活用します。(*「S」small「 L」local「 O」open「 C」connected)2-2 子供向けランバイク「バンブーキッズバイク」 Spedagi_TOKYO は子ども向けのランバイク(バンブーキッズバイク)を軸にプロジェクトを進めていきます。バンブーキッズバイクは、多摩産* の杉の積層材と竹の集成材のオリジナルハイブリッドフレームのランバイクです。ストライダー社製のランバイクをベースに本ワークショップのためにフレームをオリジナル開発しました。 2015 年、バンブーキッズバイクの基本設計を3D プリンティングによる樹脂製プロトタイプで確認(2015 年)、その後、フィールドテストと量産移行のための設計変更を進め、成形金型による竹集成材ベンドフレームを完成させました(2016 年12 月現在)。 ワークショップで使用する「バンブーキッズバイク」は、参加者が希望する場合 ベースのストライダー社フレームとセットで、特別価格にて販売します。( *東京都内の多摩地域で生育し、生産された木材を一般的に「多摩産材」と呼びます)3. Spedagi_TOKYO サステナブルワークショップ3-1「東京meets 農村× デザイン」 spedagi(スペダギ)はバンブーバイクを活用したサステナブルな地域活動をベースに、都市との農村の交流を活性化させ促進していく活動で、日本では2015 年夏にSpedagi_JAPAN が組織化し、山口県阿東町にSpedagi_ATO が発足しました。 山口県阿東に発足したSpedagi_ATO では、地元の竹を活用したバンブーバイクの開発が進んでいます。このバンブーバイクを地域ツーリズムのシンボルとし、地域の観光資源(SL 山口号や島根県津和野宿など)と連動したグリーンツーリズムの企画や