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桑沢2019 メインビジュアル

桑沢2019 平成30年度卒業生作品展

スケジュール

  • 作品展示
    11:00-20:00
    ファッションショー
    16:00
  • 作品展示
    11:00-20:00
    ファッションショー
    14:00 / 16:00
  • 作品展示(入場17:30まで)
    11:00-18:00
    ファッションショー
    14:00 / 16:00

ごあいさつ

所長 浅葉克己

この作品展示会は本校の卒業年次にあたる昼間部 総合デザイン科3年、夜間部 デザイン専攻科2年、また基礎造形専攻の作品が展示されています。

今年は本校の建学に大きな影響を与えたバウハウスが誕生して100年になります。バウハウスはたった14年しか存在しませんでしたが、世界中にデザインという言葉の意味を伝播させた力は凄いと思います。
人間の思いを伝えることは難しく、100年かかりましたが、今、そのバウハウスの存在は歴史に深く刻まれ、輝いています。

本校はこのバウハウスの教育理念というバトンを繋ぎ、日本で最初のデザイン学校として1954年に誕生しました。バウハウスの学長グロピウスが桑澤洋子先生を訪ねて来られて、「桑沢デザイン研究所こそ東洋のバウハウスだ。」といわれた言葉はありがたく思っています。

この展示会は、学生達がこのバトンを未来にどのように繋いでいくのかを深く思案した作品群だと考えています。もし、ここから私たちの未来のデザインと生活の姿を感知することができるならば、今後の彼らのデザイン活動に大きな期待を見い出せるものと私は信じております。

ぜひご来場の上、ご意見ご感想などいただければ幸いです。

桑沢デザイン研究所 第十代所長浅葉 克己

ビジュアルデザイン

浅葉克己ゼミ

ユーモア

今、僕の机の上には2017年秋に三宅一生さんと訪ねた、八ヶ岳の芽野、そこで出会った縄文時代の仮面の女神の等身大の置物がある。三角の仮面をつけた表現だが、毎日見ていても笑える。一万年も前のことを考えると気が遠くなってしまうが、笑いは現在までずーっと続いている。
人間の笑いは、どこから来るのか。ユーモアの本質とはどこにあるのだろうか。ひとりで笑うこともあるが(孤独な笑い、ブラックユーモアというのか)、人間は誰かと会って、これ面白いよねと同意して笑うこともある。時代や国や文化によって異なるユーモア感覚もあるが、すべてを超えた笑いも存在するのではないだろうか。
①ユーモアは心を和ませる。②ユーモアは暗い気持ちをひきたてる。
ユーモアは、コミュニケーションの本質だ。

[担当教員名]

浅葉 克己
桑沢デザイン研究所 第十代所長
高根 京子
書道家
杣田 佳穂
ミサワバウハウスコレクション学芸員
青山 眞
桑沢デザイン研究所 副所長

浅葉 克己Asaba Katsumi

Art Director
浅葉克己
1940年神奈川県生まれ。桑沢デザイン研究所卒。佐藤敬之輔タイポグラフィ研究所において文字設計を修行。64年ライトパブリシティ入社、東レ、キューピーマヨネーズなどコマーシャルの仕事で注目を集める。75年浅葉克己デザイン室設立。以降アートディレクターとして日本の広告の第一線で活躍。87年東京タイポディレクターズクラブ(TDC)設立。会長として運営する傍ら、アジアの文字文化に着目、文字と視覚表現の関わりを追求し、その過程で中国少数民族ナシ族に伝わる象形文字・トンパ文字と出会う。99年には現地で個展開催。08年東京ミッドタウンにて「祈りの痕跡展」開催。09年「デザインの港 浅葉克己展」開催。10年東京ミッドタウンにて「REALITY LAB再生創造」開催。15年銀座gggにて「ASABA’ S TYPOGRAPHY」展開催。16年京都dddにて「アサバの血肉化」を開催。日宣美特選。東京ADC各賞。東京TDC賞。毎日デザイン賞。日本宣伝賞・山名賞。日本アカデミー賞最優秀美術賞。グッドデザイン賞。紫綬褒章。旭日小綬章。桑沢賞デザインオブザイヤー賞ほか受賞歴多数。東京TDC会長。東京ADC委員。JAGDA会長。AGI(国際グラフィック連盟)会員。六本木男声合唱団幹事。日本卓球協会評議員・国際委員。卓球6段。第十代桑沢デザイン研究所所長。
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伊藤透ゼミ

「美しい」をデザインする

美しい人、美しいもの、言葉、風景など、
この世の中は「美しい」であふれています
人は何を美しいと感じるのか、
人はなぜ美しさを求めるのでしょうか。
このゼミでは、各自が「美しい」と感じるテーマを選び、
それを元に商品の企画とデザインを行います。
立体、平面、質感、色彩、象徴、言葉、を複合的に扱い、
新しい価値をもつ「美しい商品」のデザインを作っていきます。

[担当教員名]

伊藤 透
 
中野 恵
パッケージデザイナー
永沼 真一郎
桑沢デザイン研究所 専任教員

伊藤 透Ito Toru

Package Designer
伊藤 透

株式会社エスキース・代表
公益社団法人日本パッケージデザイン協会・理事長
千葉大学大学院工学研究科非常勤講師

  • 1982年 千葉大学 工学部 工業意匠学科卒業
  • 1982年 資生堂宣伝制作部勤務
  • 1990年 カレ・ノアール社勤務(フランス)
  • 1995年 TORU ITO DESIGN 設立(フランス)
  • 2014年 株式会社エスキース設立
受賞
  • 日本パッケージデザイン大賞 特賞、特別賞
  • JPC 通産大臣賞、通産省生活産業局長賞
  • 日本印刷産業連合会長賞
  • ニューヨークADC アワード メリット賞、クリオ賞 他
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白根ゆたんぽゼミ

描いてひらく

当ゼミはグラフィックデザインの一要素であるイラストレーションを多角的にとらえ前期では共通の課題、後期では各自の作品ファイル制作による実践・講評をくりかえし「1枚1枚を描き上げる力」「描いてつたえる力」をつけてきました。共通テーマにある「ひらく」は開く、拓く、などいろいろな使い方のできる言葉です。この開放的なキーワードをもとに卒業制作を最終目標とするのではなく卒業後、次の世界へ学生が進んでいくためのステップと捉えています。

[担当教員名]

白根 ゆたんぽ
 
網中 いづる
イラストレーター
大塚 いちお
アートディレクター・イラストレーター
都築 潤
イラストレーター
JUN OSON
イラストレーター
中谷 靖彦
桑沢デザイン研究所 非常勤教員

白根 ゆたんぽShirane Yutanpo

Illustrator
白根ゆたんぽ

桑沢デザイン研究所グラフィック研究科卒業。フリーのイラストレーターとして雑誌、広告などの印刷媒体,Webコンテンツなど幅広いジャンルでイラストを提供する。
最近の仕事にポッキー「カンパイ シェアハピ Fes.」アバター制作など。第24回桑沢賞受賞。

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天宅正ゼミ

今の気づき

今の自分が気づいたことを今の自分の表現で今の世の中に提案する。
その提案が世の中にどう受け止められるか今の自分でしっかり気づくこと。
デザインに限らず、ものを作ることを続ける限り、その繰り返しだと思います。
卒業制作は桑沢での三年間の集大成でありながらこれからさらに続くクリエイティブ人生の通過点です。
18人らしい18個の気づきをご覧ください。

[担当教員名]

天宅 正
 
辻原 賢一
桑沢デザイン研究所 専任教員

天宅 正Tentaku Masashi

Creative Director
川俣 忠久

1978年兵庫県生まれ。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業、同大学大学院デザイン科修了。’05年デザイン会社「ドラフト」入社。‘16年よりフリー。北海道、秋田、新潟、長野、東京銀座、島根など、地域へデザインでの貢献に取り組む。主な仕事に銀座ミツバチ「銀座imogine!」、北海道清里町「ジャガイモ焼酎 北海道 清里」、今城純「Pastel wind」ほか。JAGDA新人賞、東京ADC賞、ONE-SHOW bronze賞など受賞。’17年より神戸市クリエイティブディレクター就任。

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羽金知美ゼミ

発見

写真は面白くて難しい。
カメラのシャッターを切れば誰でも写真を撮ることができます。
でも、良く撮れたなと思う写真と、
思っていたのとは何か違うと思う写真が
撮れることがあります。
なぜでしょうか?
どうしたら思いに近い写真が撮れるのでしょうか?
自分の写真や人の写真を良く観察して
写真を構成するものが何なのか探ってみましょう。
選択、光、主観と客観、自己と他者…
写真を通して色々な発見ができればよいと思います。

[担当教員名]

羽金 知美
 
鈴木 一成
桑沢デザイン研究所 専任教員

羽金 知美Hagane Tomomi

Photographer
齋藤 さだむ

桑沢デザイン研究所 写真研究科卒業。卒業後アシスタントを経てフリーのフォトグラファーとして活躍。主な仕事は、雑誌、カタログ広告、書籍、CDジャケットなど、ファション誌・カルチャー誌で女性、男性問わず様々なファッションシューティングやポートレイトなど幅広く活動、また近年では、専門誌や書籍を中心に山や自然の風景も撮影している。

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森井ユカゼミ

リビングデザイン~よりよい暮らしのために~

日々の生活を豊かにするのは、どのようなデザインでしょうか?

身の回りにあるもの、また生活そのものを基本から見つめ直し、世界のさまざまな事象や製品から学び、考え、研究し、「感性的なアプローチから、具体的なアプローチ」まで幅広くいろいろな手法と表現で、その魅力を提案します。

[担当教員名]

森井ユカ
 
豊島 晶
桑沢デザイン研究所 専任教員

森井 ユカMorii Yuka

Designer / Collector / Writer
森井 ユカ

桑沢デザイン研究所卒業、東京造形大学大学院修了。有限会社ユカデザイン代表。立体造形によるイラストレーションやキャラクターデザインを手掛ける他、世界の日用雑貨を収集・研究した著作を刊行。代表作に「スーパーマーケットマニア」シリーズ(講談社)、近著に「旅と雑貨とデザインと」(ダイヤモンド社)、「IKEAマニアック」(河出書房新社)など。

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八十島博明ゼミ

書物は映像表現のように時間を包み込むメディアです。
ひとつの文字が連なって文章となるように、
二次元の紙も三次元的に連続していくことで
ひとつの物語を形成することができます。
当ゼミでは「デザインする」という行為を単なる「造形」のみならず
意味内容に深く留意してもらうべく
ひとつの漢字の字義をテーマに据えました。
今回は「百」の持つ字義がテーマです。
この共通テーマを考察し、各々が導き出した作品を
ぜひ手にとってご覧いただき
厳しい批評をお聞かせいただければ幸いです。

[担当教員名]

八十島 博明
 
天野 誠
ブックデザイナー、図書設計家協会会員、長岡造形大学教授
川畑 明日佳
桑沢デザイン研究所 専任教員

八十島 博明Yasojima Hiroaki

Graphic Designer
八十島博明

1985年桑沢デザイン研究所グラフィックデザイン研究科卒業後、森啓デザイン研究室に入社。1992年GRID CO.,LTD. 設立。主な仕事として科学雑誌『日経サイエンス』誌のアートディレクションの他、インテリア関連グラフィック、展覧会グラフィック等。情報伝達において「解りやすく、読みやすく、ユーザーに親切」をデザインの基本におく。著書に『MACで描く科学イラスト』(1994年 日経 サイエンス社)。JAGDA会員、日本タイポグラフィー協会会員。

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デザイン専攻科ビジュアルデザインコース

ポスター課題制作からの
選抜作品

夜間部ビジュアルデザインコースによるポスター課題

ビジュアルデザイン夜間部学生による、
必修科目[ビジュアルデザイン]からの選抜作品です。
この授業では、人を魅了する豊かなビジュアル表現の
可能性について、こだわりを持って制作してきました。
様々な情報やビジュアルが溢れている今の世の中で、
目を惹くことはそう簡単ではありません。
それでも魅力あるビジュアルを目指して、
どうしたらいいかを研究し、試作を重ねていきました。
作品を通して、彼らの熱意を感じていただければ幸いです。

授業課題制作からの選抜作品

夜間部ビジュアルデザインコースによるパッケージ課題

ビジュアルデザイン夜間部学生による、
必修授業における課題制作からの選抜作品です。
ビジュアル分野には、多くの専門的なジャンルの授業があります。
『アドバタイジング』、『エディトリアル』、
『パッケージデザイン』、『Webデザイン』
ビジュアルの2年生では、これら複数の専門分野の授業を通して
自らの進むべき方向性を探ってゆきます。
ビジュアル分野ならではのバラエティ豊かなアイデアと表現、
そしてデザインに対する彼らの熱意を
感じていただければ幸いです。

「Webデザイン」の作品については5階のパソコン室で展示しています。

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プロダクトデザイン

大縄茂ゼミ

自由テーマ

“社会に新たな価値を” を出発点に多岐なアイディア、つくりの試行錯誤を繰り返し今日の発表会を迎えました。これまで世の中に存在しなかったもの、従来のアイテムを現代の感性でリ・デザインし新たな価値を問うたもの、構造研究から成り立ちを考えデザインされたものなど様々な提案がなされています。社会に巣立つ一歩手前の一年、彼らは普段から興味のあったこのようなテーマに取り組み、この興味がいかに社会の価値に繋がるのかを自問自答しながら作品づくりを行いました。不特定多数のいわゆる平均的ユーザーをターゲットとした時代は終え、ある価値を持つ小規模なユーザー層や市場へ「生活の多様性」を問う時代です。現代に生きその空気感で創造した彼らの作品に次代の息吹を感じ取っていただけましたら幸いに存じます。

[担当教員名]

大縄 茂
 
中田 和裕
桑沢デザイン研究所 専任講師

大縄 茂Onawa Shigeru

Product Designer
清水久和
岩手県立盛岡工業高等学校卒業後桑沢デザイン研究所二部ID科終了。フリーランスデザイン事務所を経て独立。事務所法人化に伴い有限会社デザインオフィスジー・ワン取締役就任。光学製品、スポーツ用品、コンピュータ、日用品等のデザイン開発、また韓国・サムスングループカメラ製造社デザイン顧問。取締役辞任し新潟県立県立三条テクノスクール・工業デザイン科指導員。現在オー・デザインコレクション主宰
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坂本敏昭ゼミ

自由テーマ

一つのデザインを作り上げるまでには、様々な視点でのバランス感覚が必要になります。
深く見る、知る、発想する、形に表現する、検証する、という作業の繰り返しにより、独自の表現手法と社会との接点を地道に構築して行くことで、そのバランス感覚が養われると考えています。
バランスのとれた視点で産み出した物が誰かの日常に豊かさを提供できたと感じられた時、少しずつ自分が行なうべきデザインや目指すべき未来が見えてくるのではないでしょうか?
このゼミでは、どのような小さなテーマでも一つの作品を掘り下げることで、自分自身の表現手法や個性を再発見することを目標にします。

[担当教員名]

坂本 敏昭
 
本田 圭吾
桑沢デザイン研究所 専任講師

坂本 敏昭Sakamoto Toshiaki

Product Designer
坂本敏昭
山口県出身。1994年、多摩美術大学立体デザイン科 プロダクトデザイン卒。パナソニック株式会社、デザイン事務所勤務を経て、2001年ナヴァプロダクツ設立。日本各地の伝統工芸品、地場産業の製品デザイン、商品開発コンサルをはじめ、家電製品、通信機器、生活用品、事務機器、公共機器等、幅広くプロダクトデザインを手掛ける。
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デザイン専攻科プロダクトデザインコース

授業課題制作からの選抜作品

夜間部プロダクトデザインコースによる授業課題

プロダクトデザイン夜間部2年の後期実習授業は
「プロダクトデザインF(材料加工法)」
「プロダクトデザインG(通信機器)」
「プロダクトデザインH(自由テーマ)」の3科目があります。
それら3科目の課題制作からの選抜作品です。
2年間の学習の成果をご覧ください。

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スペースデザイン

KEIKO+MANABUゼミ

スペースデザイン最前線

スペースデザインがフル活躍出来る最前線は、
社会とともに日々変化していて、その速度は増す一方です。
例えば物販業も、かつては実店舗のデザインが最重要だったのが、
現在はオンラインショップにその座の重要度を明け渡しつつ
あるようにも見えます。ただ、それは目につきやすい現象であって、
その本質は変わっていないはず。
では一体、スペースデザイン最前線はどこなのか。
それは常に、「互いに未知の存在同士の、出会いの場」
ではないでしょうか。
実店舗もかつては「商品とそれを好む人の、出会いの場」を
唯一提供してきて、社会の発展に寄与してきたですから。
さあ目を凝らして身の回りをみてみよう、
案外そこに「それ」は潜んでいる。

[担当教員名]

内山 敬子
 
沢瀬 学
 
大松 俊紀
桑沢デザイン研究所 専任講師

KEIKO+MANABU

JCD Design Award 新人賞・金賞、インテリアプランニング 賞優秀賞、FRAME Moooi 2012 Award Finalist、2009年 ディーゼルデニムギャラリーにて個展、2014年ベニスビ エンナーレ建築展“TIME SPACE EXISTENCE”、2015-16年 ポーラ美術館特別展示中。

大松 俊紀・沢瀬 学
内山 敬子Uchiyama Keiko
Interior Designer

妹島和世+西沢立衛/SANAAを経て、KEIKO+MANABUを共同設立。

沢瀬 学Sawase Manabu
Interior Designer

石田敏明建築設計事務所、ロコアーキテクツ 共同主宰を経てKEIKO+MANABUを共同設立。

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藤森泰司ゼミ

観察すること、
そして身体へ

このゼミでは、身体と関わるデザインを考えました。
そのために、まず、自身の日常を観察することから始めました。
家具や空間デザインを、無自覚にスタイルとして捉えるのではなく、
自身が何に興味があるのか?何に疑問があるのか?を、
それぞれの日常の中から丁寧に拾い上げていきました。
ここには、それぞれが見つけたテーマに基づいて導き出した"かたち"があります。
これらは通常のデザインの枠に納まりきらない彼らの動機そのものです。
次のステージに向かう布石になることを祈っています。

[担当教員名]

藤森 泰司
 
藤原 俊樹
桑沢デザイン研究所 専任講師

藤森 泰司Fujimori Taiji

Furniture Designer
藤森泰司

1991年東京造形大学デザイン学科卒業後、家具デザイ ナー大橋晃朗に師事。1992年より長谷川逸子・建築計 画工房に勤務。1999年に「藤森泰司アトリエ」設立。 家具デザインを中心に据え、建築家とのコラボレー ション、プロダクト・空間デザインを手がける。近年 は図書館などの公共施設への特注家具をはじめ、ハイ ブランドの製品から、オフィス、小中学校の学童家具 まで幅広く手がけ、スケールや領域を超えた家具デザ インの新しい在り方を目指して活動している。グッド デザイン特別賞など受賞多数。

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デザイン専攻科スペースデザインコース

授業課題制作からの選抜作品

夜間部スペースデザインコースによる授業課題

スペースデザイン夜間部学生による、2年次後期課題制作からの選抜作品です。
空間デザインとは、自然や社会など、 人間を取り巻くすべての環境や要素を相互に結びつける行為であります。
「空間デザイン」という行為の可能性を再度深く見つめながら、空間を構成しているエレメント、そしてインテリア、住環境の3 つを主軸として、これからの空間デザインのあり方を提案します。

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ファッションデザイン

眞田岳彦ゼミ

テキスタイル・衣服をゼロから手で表現

リビング(暮らしの/生きる)テキスタイル・衣服を
自身でつくり出すための考え・技術・表現方法を学びます。
主内容は、原線維や布などからの糸つくり、フェルト、
シルクスクリーン、布凹凸加工、線維テクスチャー加工などの
テキスタイル制作。それらを衣服にするための構成、造形方法。
更に作品表現プレゼンテーションとしてコンピューターを素材に
ムービー制作、CG制作手法なども学び、
物語を持つテキスタイル・衣服制作の習得を目指します。

[担当教員名]

眞田 岳彦
 
関 美来
染色作家
中村 淑人
桑沢デザイン研究所 専任講師

眞田 岳彦Sanada Takehiko

Clothing Designer/Artist
眞田岳彦

衣服を通じて多くの地域の人々とアート・デザインプロジェクトを開催し、伝統、芸術と人の豊かな暮らしのコミュニケーションの創出を行う。
1962年東京都生まれ。画家であった父のもと年少より絵画を、そしてイッセイ ミヤケ社でデザインを学ぶ。その後、ロンドンに在住し造形を学び、彫刻家リチャード・ディーコンの助手を務め95年独立。以降、ロンドン、ニューヨーク、ベルギー、メゾンエルメス(東京)、森美術館ほか国内外で衣服の造形作品発表を行う。2004年から精神科医や臨床心理士とPTSD(心の外傷)の緩和を考察する衣服デザイン研究開発も行っている。

現在、越後妻有トリエンナーレ 大地を包むアートプロジェクトディレクターや、せたがや文化財団生活工房 未来繊維プロジェクトディレクター、企業のデザインディレクション等を勤める。眞田造形研究所代表。東北芸術工科大学客員教授、愛知県立芸術大学、武蔵野美術大学、桑沢デザイン研究所等の非常勤講師、眞田塾主宰、七月七日会主宰、また、著作「考える衣服」(スタイルノート)他。

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藤田恭一ゼミ

創・纏・ファンタジー

平面を立体に立ち上げ、まとう。
表現は人それぞれ。
まずはじっくりと布に付いて考える。
それは固いものなのか?柔らかいものなのか?
どんな色でどんな柄なのか?
すごくなやむ。そしてやっと出来上がった布は、
あなたにどんな形を求めているのか?
じっくりと何回もパターンメイクを重ねてゆく。すごく考える。
いつしかその布はあなたのファンタジーを語りはじめ、
立ち上がり身体を纏う。

[担当教員名]

藤田 恭一
 
吉野 雅彦
株式会社サロンドヨシノ
辺見 小百合
桑沢デザイン研究所 専任講師

藤田 恭一Fujita Kyoichi

Fashion Designer
藤田恭一

桑沢デザイン研究所卒業後、株式会社イッセイミヤケに入社。1993年、独立。「Kyoichi Fujita」のブランドを立ち上げる。1999年、毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。2008年よりピエール・カルダンジャパンのクリエイティブディレクターを務める。

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デザイン専攻科ファッションデザインコース

授業課題制作からの選抜作品

夜間部ファッションデザインコースによる授業課題
企画A

商品企画をグループで立案し、工業パターン・仕様書を作成後、縫製を依託し製品化する。さらに、情報の分析、ファッションイメージの分類、トレンドマップ、VMDなどを作成し、プレゼンテーションする課題です。

企画B

2年間で習得したファッションの基本(色、素材、形、パターン、ディティールなど)の学習を生かし、構想やデザインの意図を明確に表現伝達するためのプレゼンテーション課題制作。
自由なテーマ設定のもと、各自の個性を生かし取り組んだ成果の一端をご覧下さい。

テキスタイル

グラフィックソフトを使いながらリピートを付けたプリント総柄をデザインし、生地用インクジェットプリンターで出力する課題です。
fashionの世界でも急速にデジタル表現が広がるなか、様々なデザインや配色パターンが楽しめます。新たなプリントテキスタイル表現をご覧下さい。

ファッションビジネス

著しく変化するグローバル規模のSPA(製造小売業)や小売業、アパレルの現状の動向を学びながら、マーケティング戦略の中でのチャンスのありどころをグループ単位で探っていきます。
取り組んだ成果の一端をご覧下さい。

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[附帯教育:夜間]

基礎造形専攻

基礎造形専攻は、広く社会人・大学生などを対象とした1年制の教育プログラムです。

桑沢デザイン研究所の長年にわたる基礎造形教育を多くの方々に体験していただくために開設されました。
実際に手を動かして色や形とかかわることで観察する力、発想する力、構成する力を開発していきます。

さまざまな課題から生まれた成果の一部をご覧ください。

基礎造形専攻についてのお問い合わせは、2階相談窓口で承っております。お気軽におたずねください。

アクセス

150-0041 東京都渋谷区神南1-4-17
Tel. 03-3463-2431
渋谷駅 ハチ公口から徒歩約10分
JR / 東京メトロ銀座線 / 東京メトロ半蔵門線 / 東京メトロ副都心線 /
東急東横線 / 東急田園都市線 / 京王井の頭線
JR 原宿駅 表参道口から徒歩約7分
明治神宮前駅 1番出口から徒歩約7分
東京メトロ千代田線 / 東京メトロ副都心線