2024.09.2670周年記念プロジェクト特別講演会「ALL OVER THE BAUHAUS 1850–2024」
開催日 2024年9月10日(火)
テーマ 「OPEN LECTURE ALL OVER THE BAUHAUS 1850–2024 1850年から2024 年のバウハウスを巡るすべて。ワイマールの美術学校のさまざまな時代を図解で巡る旅。」
2024年9月10日(火)に桑沢デザイン研究所にて、Markus Weisbeck(マーカス・ワイスベック)教授、Vera Kunz(ベラ・クンツ)先生による講演会を開催しました。
お二人には3日間連続で桑沢にて講演会&ワークショップを行っていただきました。
初日の講演会のテーマは「ALL OVER THE BAUHAUS 1850–2024」バウハウスの歴史を1850年から2024年まで広く辿る内容でした。
講演では、バウハウスの始まりであるワイマール時代から現代のバウハウスまで、各時代の特徴や教育理念について詳しく解説されました。
桑沢デザイン研究所が影響を受けているバウハウスについて、日本ではあまり知られていないデッサウ以前のバウハウスの創立背景について貴重なお話を聞くことができました。
また、現代のバウハウス大学の学生による新しいアナログとデジタルを融合させた作品制作の事例も紹介されました。学生たちがPhotoshopやIllustratorのようなツールを自ら開発し、自発的に課題に取り組んでいることを教えていただきました。
講演会には分野を超えて約120名の学生が参加し、バウハウスの歴史を広く辿る内容で大変有意義な時間となりました。
Markus Weisbeck(マーカス・ワイスベック)教授
マーカス・ワイスベック教授はデザイナーであり、ワイマールのバウハウス大学および2017年からは韓国のパジュタイポグラフィー研究所(Paju Typography Institute)でグラフィックデザインの教授を務めています。2011年から「AGI (アライアンス・グラフィック・インターナショナル)」のメンバーでもあります。ワイスベック教授の芸術的な作品は、フランクフルトのカイ・ミッデンドルフ・ギャラリーなどにて展示され、クライアントにはドイツ銀行、ドクメンタ12、べネチア・ビエンナーレなどが含まれます。
Vera Kunz(ベラ・クンツ)先生
デザインスタジオ「Little Spin」の創設者としてクリエイティブ・コーディング、現代デジタル文化、UIデザイン、デザイン思考、アートディレクションを専門とされ、「SfVR – Space for Visual Research」のメンバーでもあります。SfVRは、2013年からバウハウス大学ワイマールにおいて、新しいグラフィックや抽象的で探求的な視覚世界に関する実験的な研究やワークショップを行っています。