2024.11.01桑沢デザイン研究所 70周年記念プロジェクト coconogacco × 桑沢デザイン研究所 交流ワークショップ
ゲスト;山縣 良和 氏(writtenafterwards、coconogacco)
Title :
私とは何か?
曖昧な自己、統一性のない自己、増殖する自己の時代を生きる
日時:2024年10月26日(土) 14:00~18:00
場所:桑沢デザイン研究所1F P1 + 新教育施設 2-21教室
参加者32名
今回は ファッションブランド writtenafterwards のデザイナーでありファッションを学ぶ学校 coconogacco を主宰している山縣良和氏にお越しいただき桑沢の学生とcoconogaccoの受講生との交流を目的としたワークショップを開催しました。
両校とも様々な背景を持った学生が多く通っており、特定の分野に拘らず領域を横断しながら専門の分野の学びを深めいくという共通点がありつつも、制作に対するリサーチからアウトプットまでの手法にはそれそれが新鮮な驚きを感じる交流の機会となりました。
ワークショップの冒頭には山縣氏による1時間弱の講義が行われ「ファッションとは何か」というファッション / 装いの歴史や定義を紐解きながら、オリジナル(個性)とコピーについての違いについてなどの説明があり、「さまざまなルーツが混ざり合う多様化した人間像を作る」ワークショップへと移行しました。
ワークショップは各グループ4名が各々のマインドマップを作成し、それを見せながら自己紹介するところから始まりました。自己紹介では持ち寄ったリサーチブックやポートフォリオ、作品などを見せ合いつつワークショップで制作することになる「さまざまなルーツが混ざり合う多様化した人間像」についてのアイデアを膨らませていきました。
後半は会場を桑沢学園・新教育施設から本校舎1Fに移動しプレゼンテーション用に作品の仕上げ作業となりました。
それぞれが持ち寄った素材やその場の思いつきで準備されたものに手書きのグラフィックなども加わり、最終的には各グループのオリジナリティに溢れた作品が並びました。
山縣氏の講評会にはワークショップには参加していなかった学生や教員なども集まり、熱心に作品の本質について語り合い、作品から立ち現れる人物像について想像を巡らす機会となりました。
終了後には両校の学生が連絡先を交換し合い、今後も活発に交流が続いてゆくことを期待させるような場面もみられました。