卒業生インタビュー
総合デザイン科 プロダクトデザイン専攻
喜屋武タケル / プロダクトデザイナー
喜屋武タケル
プロダクトデザイナー
- 1983年沖縄県に生まれる
- NORI INC..(ノリインク)に入社
- 2014年同社取締役デザインディレクターに就任
- 2021年桑沢デザイン研究所 専任教育職員
私はいま、プロダクトデザインの仕事、主にカーデザインを担当しています。
〈桑沢〉に入学して驚いたのは、課題の量。毎週、作品の提出が求められ、在学中はいつも手を動かしていたことを強烈に記憶しています。課題に追われる毎日。でも、不思議とその生活をつらいと感じたことはありません。そのおかげでいまでも机に向かうと、すぐにエンジンがかかります。
印象深かったのは、「ハンドスカルプチャー」。手でもったときの心地よさを頼りに、木片を削っては握り、握っては削る。「無」から「有」へ。感覚だけで作品をつくり上げた経験は、いまもプロダクトデザインの現場で役立っています。
そして、さまざまな経歴や年齢の同級生たち。自分のやりたいことに前向きで、真剣に取り組む姿勢は大きな刺激になりました。みんなでお金を出し合い、「動物」をテーマにしたプロダクトで展覧会を開いたこともあります。
私がやりたかったのは、大好なオートバイのデザイン。卒業制作ではバイクをつくりました。いまではバイクもデザインする機会があり、〈桑沢〉で学んだことがつながりました。プロダクトデザイン、特に車のデザインはずっと続けていきたいと思っています。
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