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2024.07.27北田聖子先生の著書『収納され続ける収納 生活者のデザイン史』発売

2024年8月3日より、書籍『収納され続ける収納 生活者のデザイン史』が発売されます。
本書は、「住まいにおける収納がどのように語られてきたか」をテーマに、デザイン学分野専任教員の北田聖子先生が執筆されました。
北田先生は、総合デザイン科/昼間部と夜間附帯教育で教鞭を執られています。

本書のデザイン・イラストは、昼間部ビジュアルデザイン専攻卒業生の紺野達也さんが担当されています。
表紙デザインは、ラベリング収納をイメージしたものとなっています。

桑沢デザイン研究所でデザイン史を教える著者がつむぐ「収納」の歴史

誰もがあたりまえに行っている行為「収納」。おもに住まいに関する収納を取り上げた書籍や雑誌の刊行はあとをたちません。なぜ収納の話題は尽きないのか。また、どうして私たちは物をどうにか収納しようとし続けるのか。
本書では、「住まいにおける収納がどのように語られてきたか」をテーマに、収納の歴史を3つの章と10のパートにわけて編成しています。私たちになじみのある現代から、過去にさかのぼるかたちで、時代ごとに変わっていく収納の意味や、それらがあらわれた文脈を、ことばを手がかりに取り上げます。
私たちは日々、デザインの所産である物を住まいのどこかに置いたり、隠したり、飾ったり、ときにはそのための収納用品を自らつくったりして、生活をかたちづくっています。収納の歴史は、名もなき人々のデザインの歴史でもあるのです。

目次
はじめに

第一章 二〇〇〇年代
終わりなき暮らしの実験 ―― ブロガーの収納 
コラム 商品パッケージの悲哀
収納の逆説 ―― ミニマリストの収納 
日常と地続きの創造のありか ―― クリエイターの収納 
収納を語ることへのアンチテーゼ ―― ズボラニストの収納

第二章 戦後から九〇年代
ファイリング・システムから問う過去の未来 ―― 研究者の収納 
子ども部屋という「夢」と手づくり ―― ティーンの収納 
コラム  魅惑のワイヤーネット
「収納ベタ」への救いの手 ―― プロの収納
コラム 廃物利用の収納グッズはどこへいった

第三章 明治後期から戦中
「収納」を語ることのプロローグ ―― 主婦の収納 
理想的な「生活」からみた収納の領分 ―― 建築家の収納 
コラム A4書類がカバンにおさまるわけ
繰り返されない日常での収納 ―― 国民の収納

おわりに

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