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彫刻・最近の個展より
岩野勇三  

 昨年5月31日から6月6日まで、日本橋の「ときわ画廊」で初の個展を開きました。

 過去「タケミヤ画廊」・「美松画廊」で数人の友人と共にグループ展を開いたことがありましたが、個展は初めてのものでした。

 個展を開こうとした動機とか目的といったものは、多くの画家や彫刻家のそれと、何等変るところはありませんでしたが、彫刻家特に写実的な傾向の仕事をしている私のような者にとっては、個展を開くという、作家生活の中での一つの区切をつけ、それまでの作品を並べて、みなさんに見ていただくということの難かしさや思いきりというものを特に考へさせられました。展覧会は一口にいって、首の多い展覧会でした。材質としては、ブロンズ・ポリエステルが主でした。

 出品作品「首」11点・「裸婦」及び「人物」12点・レリーフ2点・デッサン3点・合計28点。 (以上) 演劇研究生(ポリエステル)1964
演劇研究生(ポリエステル)1964

麻子(ブロンズ)1965
  Nの像(ポリエステル)1965
麻子(ブロンズ)1965 Nの像(ポリエステル)1965

 
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