'; ?> 桑沢デザイン研究所教員研修会レポート2012 page 28/76

桑沢デザイン研究所教員研修会レポート2012

桑沢デザイン研究所教員研修会レポート2012 page 28/76

電子ブックを開く

このページは 桑沢デザイン研究所教員研修会レポート2012 の電子ブックに掲載されている28ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
桑沢デザイン研究所教員研修会レポート2012

る必要は無いと思います。しかし、「ビジネス・コミュニケーションのツールとしての英語」は全く別モノなのです。デザインを含むビジネスの世界では「英語=ネイティブ」という考えを変える時期にきています。前述したように、中国では英語学習人口が3億人を超えています。英語圏のネイティブだけが英語を話しているわけではないのです。しかも仕事上では「英語がネイティブかどうか」ということはほとんど問題になりません。個人的な例をあげますと私がフランスで展覧会の仕事をした時のチームは、フランスの展示チーム:左から、韓国人、イギリス人、日本人(私)日本人(私:総合デザイナー)、韓国人(什器デザイナー)、イギリス人(プロジェクト・マネージャー)、フランス人(キュレーター、設営業者)でした。何語で仕事をしたでしょうか。もちろん、英語です。英語のネイティブ・スピーカーはプロジェクト・マネージャーのリチャードさんしかいませんから、英語の正確さや「ネイティブならこう言う!」なんてことはどうでも良いのです。仕事上の意思の疎通がとれるかどうか、ちゃんと仕事ができているのか、だけが問題なのです。ちなみにこの展覧会はスペイン、台湾と巡回しました。キュレーターと設営業者は、展示する国によって「スペイン人」「台湾人」と変化しましたが、どの国でも、英語で仕事をしました。みなさん各国の「なまり」がある独特な英語で話しますが、何の問題もありませんでした。もうひとつの例として、韓国でのプロジェクトにイギリスのインテリア・デザイン会社、日本のグラフィック・デザイン会社が参加した仕事がありました。特異な例ではありますが、日本の会社の窓口はもちろん日本人、韓国の会社の窓口も日本人、イギリスの台湾人の美術館スタッフに指示を出すリチャードさんロンドンのオフィスの同僚:韓国人(左)とイタリア系イギリス人26