'; ?> 桑沢デザイン研究所教員研修会レポート2012 page 45/76

桑沢デザイン研究所教員研修会レポート2012

桑沢デザイン研究所教員研修会レポート2012 page 45/76

電子ブックを開く

このページは 桑沢デザイン研究所教員研修会レポート2012 の電子ブックに掲載されている45ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
桑沢デザイン研究所教員研修会レポート2012

純粋行為からデザイン行為へ純粋行為の代表的なものは「おしっこをすること」である。したいからする--これは子どもの得意な所作だ。子どもは描きたいから描くし、作りたいから作る。多くのワークショップはこれを大切にし、それをできるだけ成果物に落とし込んで終了する。「アート&デザイン教室」でも導入はまったく変わらない。しかし、純粋行為で制作されたものにも子どもなりの思いや主張があり、講師がそれを掬い上げていく作業が大切になる。そしてそれに前述の簡単なデザイン行為を施すことによって、子どもたちの無目的的制作物はデザイン的、用的作品へと変わり、子どももそれに気付いていく。これは研究所の基礎造形教育そのものといってもよい。むしろ、基礎造形教育こそ新しいワークショップの骨組みをつくるのに適した材料はないと感じている。この教室の目指すところも、デザイン的創作を通じてデザイン技量を学ぶのではなく、社会に有用なデザイン的視点や発想、行動を培う場所になればと思っている。デザインワークショップと芸術療法(Arts Therapyについては紙面の関係上、次号研究レポートで考察できるよう準備したい。「アート&デザイン教室」会場ヤマハユニスタイルトレッサ横浜「アート&デザイン教室」準備風景(研究所学生サポート)協力・資料提供:ヤマハ株式会社教室風景「色でまなぼっ!」43