ブックタイトル桑沢デザイン研究所教員研修会研究レポート2014

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桑沢デザイン研究所教員研修会研究レポート2014

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桑沢デザイン研究所教員研修会研究レポート2014

パンツの股ぐりにおける倒しの起点の変更・点線は倒しをヒップラインとの交点Bから測り、股ぐりを描いた従来の描き方。・起点をAに変えると、同じ倒しでも股ぐりは大きくなり、より運動量が増す。倒し15度後ろ前B倒し15度Aまとめとして今回の実験では、スリムで機能を備えたパンツを表現するには、後ろ股ぐり寸法を多めに設定するのが適切であり、後ろの倒しは13度~ 15度を採用した。前身頃の股ぐりは、前屈や着座の際余るので、股ぐりの前後差が大きい方が人の動作と符合し合理的である。また、倒しを測る起点を変えて、自然に後ろ股ぐりが長くなるよう工夫した。前身頃の中心(ファスナー開きの部分)で、ウェストは1.5cm削り、やや傾斜を強くした。今回の実験を原点として、更に研究開発活動を続けて行きたいと願っています。写真撮影は埼玉泰史氏に依頼した51