ブックタイトル桑沢デザイン研究所 教員研修会 研究レポート No.44 2016

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概要

桑沢デザイン研究所 教員研修会 研究レポート No.44 2016

29 日本の考古学史上最も劇的な発見があった群馬県みどり市笠懸町の岩宿遺跡のすぐわきに「岩宿博物館」は立地する。考古学青年・相沢忠洋が1949 年に黒耀石の石槍を発見し(写真1)、日本史をそれまでの縄文土器文化から一気に旧石器時代までにさかのぼらせた土地である。私はこれまで、いくつもの博物館や資料館などの企画プランニングや展示設計に関わってきたが、特に印象に残ったプロジェクトに、この岩宿博物館(旧石器)とトヨタ博物館(自動車)がある。「3 万年前の旧石器」と「20 世紀の写真1 岩宿遺跡発掘の契機となった槍先形尖頭器(原寸)岩宿時代。 日本人類史、初源の視座から