ブックタイトル桑沢デザイン研究所 教員研修会 研究レポート No.45 2017

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概要

桑沢デザイン研究所 教員研修会 研究レポート No.45 2017

歴史的な練習課題を実験的に改定しながら再現し、課題として扱いました。ワークショップでは得に「色」を構成の材料としてだけではなく、使用方法と意味合いにおいて様々な次元とシステムの構築物質として検討します。最後に、生徒はこれまでの経験を元にカンディンスキーの構成舞台「バイオレット」のワンシーンを「動く色の物質」の実演として創作し、グループ・パフォーマンスを行いました。p.9 Bauhaus Open Studio exercises in Dessau:訳デッサウでの「バウハウス・オープン・スタジオ」の課題-はじめに:バウハウスの「色の物質」とカンディンスキーの「バイオレット」、形と色の練習課題。-色:丸い色のシールを使って今日の気分を表現。-イメージのグループ化:3人で一組となり事前に各自ボード紙に描いたイメージを組み合わせて大きなイメージを作成する。全員のイメージを組み合わせて北斎の浮世絵のような船の形を作る。-要素:ボード紙の形を切り抜き、より抽象的な形を作る。-色と形:色を選ぶ。組み合わせたり切り抜いたりを繰り返して色計画を試し、形を深く分析する。-船の要素:「色と形」の抽象的な要素を並べて分析しつつ船の形にしていく。これが「バイオレット」の舞台のワンシーン再演のキー要素となる。全員がそれぞれより大きな「舞台要素」を作成し、各要素には抽象的な形の動きをコントロールするための取っ手をつける。-リハーサル:取っ手付きの要素と音とライティングを使用し、パフォーマンスのリハーサルを行う。-パフォーマンス:最終パフォーマンスとビデオ撮影、写真撮影。The Kuwasawa Design School inTokyo was established in 1954by the textile and fashion designerYoko Kuwasawa. The curriculumshe devised was, broadly speaking,based on the pedagogical conceptof the Bauhaus and, respectively,the teachings of the schoolfor architecture, arts and craftsShin-Kenchiku-Kogei-Gakuin,founded in 1932 by RenshichiroKawakita (1902?1975). Thelatter is also regarded as the first“Japanese Bauhaus”, not leastbecause it is where the threeJapanese Bauhauslers ? MizutaniTakehiko and husband and wifeIwao and Michiko Yamawaki ?taught for the first time in Japan.When Walter Gropius visited thenewly founded Kuwasawa DesignSchool (KDS) on a trip to Japan in1954, he wrote in their guest book:“Here I found genuine Bauhausspirit.”11p.10p.11:桑沢デザイン研究所の紹介文8