ブックタイトル桑沢デザイン研究所 教員研修会 研究レポート No.45 2017

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概要

桑沢デザイン研究所 教員研修会 研究レポート No.45 2017

Spedagi_TOKYOサステナブルワークショップー「こどもといっしょに東京をつくる」ー本田圭吾|プロダクトデザイン担当Keigo Honda1. Spedagi_TOKYOについてSpedagi(スペダギ)はバンブーバイクを活用したサステナブルな地域活動をベースに、都市との農村の交流を活性化させ促進していく活動で、日本では2015年夏にSpedagi_JAPANが組織化し、山口県阿東町にSpedagi_ATOが発足しました。(Spedagi詳細は教員研修会レポート2016 44号参照)山口県阿東に発足したSpedagi_ATOでは、地元の竹を活用したバンブーバイクの開発が進んでいます。このバンブーバイクを地域ツーリズムのシンボルとし、地域の観光資源(SL山口号や島根県津和野宿など)と連動したグリーンツーリズムの企画やその整備を進めています。これらが、地域のもつ豊かな自然資源の再活用とともに農業・林業といった一次産業の経験豊富な人材活用ならびに内外の人的交流を促進し、新たな価値を創出する持続可能な地域づくりにつなげることを狙いにしています。これに続いて翌年の2016年、私たちは東京でのバンブーバイクを活用したワークショップの開催を目指し、プログラム検討を進めるべくSpedagi_TOKYOとして活動を開始しました。私達は、東京において地方分散型の新しい社会・経済構造の創出にデザインが貢献できることについて「東京meets農村×デザイン」をテーマに活動します。2.バンブーバイク2-1バンブーバイクのソーシャルデザイン的目標とその効果・バンブーバイクを地域の自然素材を活用したワークショップやイベントを開催する際のプロジェクトシンボルとし、グリーンツーリズムなどの観光資源として活用します。・地域における各種イベントの企画、整備拠点づくりに積極的に参加し地域生活のコミュニティづくりに取り組みます。・竹資源や地域リソースの有効活用事例とすることで、竹害を自然資本に変換し、新たな商品やサービスの開発につなげます。56