当日会場でポスターやWebサイトなどが立体的に見えるメガネを配布します。
メガネはなくなり次第終了となります。
この作品展示会は本校の卒業年次にあたる昼間部 総合デザイン科3年、夜間部 デザイン専攻科2年、また基礎造形専攻の作品が展示されています。
いまから六千五百万年くらい前、恐竜をはじめとする多くの生物が突然絶滅しました。その原因は長らく謎とされていたが、近年、それが直径十キロを超える隕石の衝突によって引き起こされたことがわかって来ました。
その衝突は想像を絶する天変地異を地球上に引き起こしたといわれています。
近年、日本では地震、津波、火山の噴火といった大自然の恐ろしさを目の当たりにすることが多いのですが、人類はこのような天変地異のなかを有史以来「知恵と技術」で生き抜いてきました。
この展示会は学生達が人類の過去、現在、未来を見据え、「未来を生きる知恵」を深く思案し、表現をした作品群だと考えています。
もし、みなさまがここから、私たちの「未来を生きる知恵」を感知することができるならば、彼らの今後のデザイン活動に大きな期待を見い出せるものと私は信じております。
ぜひご来場の上、ご意見ご感想などいただければ幸いです。
桑沢デザイン研究所所長。ライトパブリシティを経て、1975年浅葉克己デザイン室を設立。以後アートディレクターとして、日本の広告史に残る数多くの名作ポスター、コマーシャル等を制作する。日宣美特選、東京TDC賞、毎日デザイン賞、日本宣伝賞・山名賞、日本アカデミー賞最優秀美術賞、紫綬褒章、東京ADCグランプリなど受賞歴多数。東京TDC理事長、東京ADC委員、JAGDA理事長、AG(I国際グラフィック連盟)会員。デザインアソシエーション会長。日本卓球協会評議員、卓球六段。2013年春の叙勲で旭日小綬章を受章。
桑沢デザイン研究所卒業。1979年(株)日本デザインセンター入社。同社にて「TOYOTA」、「日本放送協会」、「三越伊勢丹」、「ミツカン」など他多数のデザイン制作に携わる。現在(株)日本デザインセンター代表取締役 副社長。
桑沢デザイン研究所写真研究科卒業後、筑波大学芸術学系技官を経て、workshop S+A齋藤さだむ写真事務所設立。「不在の光景」、「写真の現在・距離の不在」、「大辻清司と15人の写真家たち」など個展、グループ展などがある、主な作品に「河口龍夫作品集」、「TSUKUBA ARCHITECTURE DESIGN FILE」、「井上武吉作品集」、「memento mori」、「ひとのあかし」など。写真芸術学会会員。
桑沢デザイン研究所グラフィック研究科卒業。フリーのイラストレーターとして雑誌、広告、CDのビジュアル、Webコンテンツなど幅広い媒体へイラストを提供。最近の仕事にAKB48のCDシングル「心のプラカード」ジャケットイラストなど。
1979年 高橋敏デザイン事務所設立 1984年(株)イフカンパニー設立。主な作品に日本コカ・コーラ 「アクエリアスシリーズ」、ハウス食品 「バーモントカレー」「うるおい美率」「黒豆ココア」 サントリー「伊右衛門GREEN ESPRESSO」「マグナムドライ」、TDK DVD、オーディオ・ビデオテープ等がある。著書『10人のパッケージデザイナー』(共著 1994年 六耀社)、『TDKを巻きもどす』(2001年 六耀社) 展覧会「パッケージマニア展」(2007年)、「PACK⇔UNPACK展」(2007年)、「HIRAKU展」(2008年)、「ZAKKA展」(2010年)、「ZAKKA展2」(2011年)。受賞歴 1985年「日本パッケージデザイン大賞」、1996年「ロンドン国際広告賞部門賞」、1997年、2001年、2003年、2009年「日本パッケージデザイン大賞銀賞」など。
桑沢デザイン研究所卒業、東京造形大学大学院修了。有限会社ユカデザイン代表。立体造形によるイラストレーションやキャラクターデザインを手掛ける他、世界の日用雑貨を収集・研究した著作を刊行。代表作に「スーパーマーケットマニア」シリーズ(講談社)、近刊に「おいしいご当地スーパーマーケット」(ダイヤモンド社)など。
1985年桑沢デザイン研究所グラフィックデザイン研究科卒業後、森啓デザイン研究室に入社。1992年GRID CO.,LTD. 設立。主な仕事として科学雑誌『日経サイエンス』誌のアートディレクションの他、インテリア関連グラフィック、展覧会グラフィック等。情報伝達において「解りやすく、読みやすく、ユーザーに親切」をデザインの基本におく。著書に『MACで描く科学イラスト』(1994年、日経サイエンス社)。JAGDA会員、日本タイポグラフィー協会会員。
これらの作品はビジュアルデザインコース(夜間部)の2年後期 必修授業[ビジュアルデザイン]からの選抜作品です。
この授業では自らのメッセージを、ビジュアルデザインを通じ社会にむけて発信することをテーマとしました。
そのため表現の創意工夫をする前にまず、“自分は今の社会や人々に何を伝えたいのか?”という自らの考えを明確にすることからスタートしました。
だれにどのようなメッセージをいかに伝えるのか。
ロゴマーク、写真、イラスト、キャッチコピー、など多様なビジュアル要素を相乗的に用いて強いメッセージとなるよう工夫しました。
作品を通して、彼らのメッセージを感じていただければ幸いです。
ビジュアルデザイン夜間部学生による、必修授業における課題制作からの選抜作品です。
ビジュアル分野には、多くの専門的なジャンルの授業があります。
「アドバタイジング」、「エディトリアル」、「パッケージデザイン」、「Webデザイン」これら複数の専門分野の授業を通して自らの進むべき方向性を探ってゆきます。
ビジュアル分野ならではのバラエティ豊かなアイデアと表現、そしてデザインに対する彼らの熱意を感じていただければ幸いです。
山口県出身。1994年、多摩美術大学立体デザイン科プロダクトデザイン卒。パナソニック株式会社、デザイン事務所勤務を経て、2001年ナヴァプロダクツ設立。日本各地の伝統工芸品、地場産業の製品デザイン、商品開発コンサルをはじめ、家電製品、通信機器、生活用品、事務機器、公共機器等、幅広くプロダクトデザインを手掛ける。
長崎県生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。キヤノン株式会社を経て、現在 S&O DESIGN 株式会社代表取締役。 桑沢デザイン研究所及び東京藝術大学非常勤講師。キヤノンのデジタルカメラ「IXY Digital」のチーフデザイナーとして同シリーズを世界シェアNo.1に導き、ドイツiF賞やグッドデザイン賞を多数受賞。代表作の「鏡の髪型」シリーズはフランスのギャラリー「Galerie DOWNTOWN」を通し販売されている。2011年、オランダの「GalerieVIVID」で個展を開催し「FRUITS」シリーズを発表。2009年と2011年には世界的なアートフェアである「アート・バーゼル」の姉妹イベント「Design Miami/Basel」で作品を発表。「瀬戸内国際芸術祭 2013」にオリーブのリーゼントを出品。現在、 AXIS にて「愛のコンティニュアスデザイン」を連載中。
桑沢デザイン研究所 客員教授。日本を代表するデザイナーとして国際的評価を受けるなか、世界各国での講演、国際コンペティションの審査、ミラノ、NY、ソウル等での展覧会、世界のデザイナーの参加するデザイン企画のディレクションなど、つねにその活動が新しい時代の潮流を刺激し続けている。毎日デザイン賞、芸術選奨文部大臣賞等受賞。紫綬褒章受章。旭日小綬章受章。代表作に、山本耀司のブティック、神戸ファッション美術館、茶室「受庵・想庵・行庵」、門司港ホテル、オリエンタルホテル広島、ザ・ゲートホテル雷門 by HULIC他。メトロポリタン美術館、モントリオール美術館等に永久コレクション多数。
1968年東京生まれ。1992年武蔵野美術大学を卒業後、内田繁率いるスタジオ80に勤務。2001年同社退社後、ロンアラッドアソシエイツにてインターン。同年藤原敬介デザイン事務所設立。プリーツプリーズイッセイミヤケの日本、フランス、シンガポール、タイ、韓国、台湾などの世界展開のショップデザイン、また銀座マロニエゲートの空間デザインなどを手掛ける。ミラノサローネ、デザインマイアミ、コルトレイク国際インテリアビエンナーレなどで家具デザインを発表。2010年フジテレビ月9「月の恋人」のデザイン監修。2011年度より、首都大学東京で教鞭を執る。日本商環境設計家協会(JCD)優秀賞、モスクワ建築インテリア国際フェスティバルインテリア部門優秀賞、Asia Pacific Interior Design Awards 2011/‘Shopping space’銅賞、国際インテリアデザイン協会(アメリカ)医療空間部門最高賞など受賞歴多数。
衣服を通じて多くの地域の人々とアート・デザインプロジェクトを開催し、伝統、芸術と人の豊かな暮らしのコミュニケーションの創出を行う。
1962年東京都生まれ。画家であった父のもと年少より絵画を、そしてイッセイ ミヤケ社でデザインを学ぶ。その後、ロンドンに在住し造形を学び、彫刻家リチャード・ディーコンの助手を務め95年独立。以降、ロンドン、ニューヨーク、ベルギー、メゾンエルメス(東京)、森美術館ほか国内外で衣服の造形作品発表を行う。2004年から精神科医や臨床心理士とPTSD(心の外傷)の緩和を考察する衣服デザイン研究開発も行っている。
現在、越後妻有トリエンナーレ 大地を包むアートプロジェクトディレクターや、せたがや文化財団生活工房 未来繊維プロジェクトディレクター、企業のデザインディレクション等を勤める。眞田造形研究所代表。東北芸術工科大学客員教授、愛知県立芸術大学、武蔵野美術大学、桑沢デザイン研究所等の非常勤講師、眞田塾主宰、七月七日会主宰、また、著作「考える衣服」(スタイルノート)他。
桑沢デザイン研究所卒業後、株式会社イッセイミヤケに入社。1993年、独立。「Kyoichi Fujita」のブランドを立ち上げる。1999年、毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。2008年よりピエール・カルダンジャパン、2011年よりニューヨーカーのクリエーティブディレクターを務める。