日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

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卒業生インタビュー

磯貝 さやか

総合デザイン科 スペースデザイン専攻
2007年卒業

磯貝 さやか / 美術デザイナー

磯貝 さやか

美術デザイナー

  • 1985年神奈川県生まれ
  • 2004年神奈川県立神奈川工業高等学校 デザイン科卒業
  • 2007年株式会社ヌーヴェルヴァーグ入社

学んだことは数知れず、どれもデザインの礎に
映像に関わる空間美術デザインの仕事をしています。ディレクターが描いた絵コンテを見ながら、制作意図をいかに深く感じてもらえるかを念頭に、カメラを通したときの見え方をイメージして空間をプランニングします。映像には映画、CMなどの広告、ミュージックビデオ、Webムービーなどがあり、それに付随してスチール撮影の美術も担当します。
高校ではプロダクトデザインを専攻していたのですが、もともと舞台セットに興味があったのと、たまたま〈桑沢〉入学の年に観た劇団四季「ライオンキング」の舞台に衝撃を受けたことで、迷わずスペースデザインの道へ進みました。

〈桑沢〉の授業はどれも興味深く、記憶に刻まれています。専門分野はストイックな内容の課題が多く、技術や専門知識を習得するものですが、専門外の授業も充実しているのが素晴らしいと思います。デザインの現場で働くプロに話を聞くレクチャーシリーズ、江戸時代の文化を学ぶ講義、金箔を貼る実技など、どれも貴重で得難い経験でした。学んだことは数知れませんが、期日を守る姿勢はその筆頭です。ある先生から「いい作品をつくるのも大事だが、社会に出てからは期日を守ることのほうがもっと大切」といわれ、それからは意地でも締め切り厳守を自分に課しました。学生は複数の課題を並行して進めるのがつね常です。限られた時間のなかでいかに考えどう時間配分するか苦心した経験が、いま一番役立っています。

アイデアを出す工程は学生時代から変わりません。一度頭に浮かんだアイデアや思いつきを全部ノートに書き出して、材料集めをします。文字で記し、絵が浮かんだら横に添え、組み合わせを整理していきます。これは3年次に受けた授業での体験が元になっています。とりわけ社会に出ると、なぜこうしたのか理由付けを明白にする必要があり、客観的な分析にも活かされています。
そして、どうしたら綺麗にわかりやすく相手に伝えられるのかを学ぶプレゼンテーション。〈桑沢〉では実践的な授業が多く、課題の最後には必ず人前でプレゼンテーションを行います。すると伝える技術だけでなく、発想から形にするまでの一連の過程が見え、総合的な視点が培われていくのを感じました。
現代は、デザイン性の高いものに囲まれ、多くの人々が高感度なアンテナをはり、デザイン自体が身近になってきています。卒業してからも〈桑沢〉の友人とは時々会って励まし合い、お互いの仕事の話を通して刺激を受けます。時代をキャッチし続けないと成り立たない仕事ですので、プレッシャーを感じつつも、私も頑張らなければと奮闘の日々です。

 <インタビュー 2019年3月>©桑沢デザイン研究所

磯貝 さやか

b. b. duoのTVコマーシャルの美術デザインを担当

 <インタビュー 2019年3月>©桑沢デザイン研究所

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