日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

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卒業生インタビュー

森田 真依

デザイン専攻科 ファッションデザイン専攻
2012年卒業

森田 真依 / 企画/テキスタイルデザイナー

森田 真依

企画/テキスタイルデザイナー

  • 1989年東京都出身
  • 2010年女子美術大学短期大学部造形学科卒業
  • 2012年F design office 株式会社入社

〈桑沢〉で、これまで経験してきたすべてがつながった

洋服生地の模様やTシャツのロゴなど、商品になる布地のプリントデザインをしています。さまざまな会社からの受注に沿って個々のブランドらしさを取り入れ、新しいスタイルを生み出す仕事です。現在、私が主に担当しているのは子供服から20代の女性をターゲットとした商品です。トレンドを調べて購買層のイメージを組み立てて、自分のなかで解釈しながらデザインしていきます。

〈桑沢〉に入学する前、短大でグラフィックデザインを学んでいました。卒業後もう少し勉強を続けたいと思い、学校を探していたところ、偶然〈桑沢〉の卒業生作品展のファッションショーを見る機会に恵まれ、自分の世界観を表現したいという思いが高まりました。学費は自分で払うと決めていたので、アルバイトとの両立ができる夜間部を選びました。
渋谷という街で最先端の流行の渦に包まれ、色々なものが凝縮した校舎でひたすら学んだ2年間でした。短期間のカリキュラムが組まれ、いい意味での緊張感があり集中して取り組むことができました。一度社会に出てからデザインを学ぼうと〈桑沢〉を選んだ友人も多く、切磋琢磨して刺激をもらい、高いモチベーションを維持することができました。

もともとアニメや漫画などのサブカルチャーが大好きで、趣味で絵やイラストを描いていたのですが、服という立体物にプリントされたとき、イラストにどういう効果をもたらすのかについて興味を抱くようになりました。一方、ファッションデザインを幅広く学ぶうちに、得意不得意が自分のなかで明確になりました。ささっと図案を描いたり企画を考えることは自然体でできるのですが、型紙を起こしてパターンを引いたり、コツコツ立体を組み上げていく作業は苦手だと自覚しました。それでも諦めずにやり通したことで、ファッションの世界でグラフィックの特技を活かした仕事に就くことができたと思っています。
趣味であれば好きなことを相手に伝えればいいのですが、デザインは誰かのために何かをつくること。人のため。社会のため。決して自分のためだけではない。プロの仕事を続けるうえで大切な核の部分を育ててもらった気がします。そして〈桑沢〉を通過することで、趣味の絵やイラスト、短大で習得したグラフィックの技術を含めた、これまで自分が経験してきたすべてがつながって、いまがあると思えるようになりました。得意なことを活かして仕事ができている幸運に感謝しつつ、何事にも好奇心をもち、つねに挑戦する熱意をもち続けたいと思います。

 <インタビュー 2019年3月>©桑沢デザイン研究所

森田 真依

これまで手がけてきた、テキスタイル、グラフィックデザインの数々

 <インタビュー 2019年3月>©桑沢デザイン研究所

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