日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

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卒業生インタビュー

総合デザイン科 ビジュアルデザイン専攻
2016年卒業

沖田まはら / アートディレクター

沖田まはら

アートディレクター

  • 1994年神奈川県生まれ
  • 2013年川崎市立川崎総合科学高等学校デザイン科卒業
  • 2016年株式会社マッシュデザインラボ入社

なぜその形、色を選んだのか
デザインの本質を追究する力を養う

グラフィックデザイン部に勤務しています。ファッションからビューティ、飲食事業まで、衣食住に関するあらゆる分野のデザインに携わっています。 ファッションでは年4回、シーズンコレクションのビジュアル撮影のアートディレクションを中心に、展示会の空間グラフィック、紙袋や下げ札などの資材、ウェアの図案やブランドロゴ制作などに幅広く関わっています。また、食品やコスメのパッケージ、プロダクトなどに携わることもあります。そのためデザイン全般の能力が必要とされますし、マルチタスクだけではなく、それぞれの専門性も求められます。だからこそ、ビジュアルからファッションまで、分野の垣根を越えデザインを学ぶことができた〈桑沢〉での経験が今、仕事に活かされています。

〈桑沢〉では、次の4つのことを学びました。①基礎的な造形力とものの見方 ②0から1にする考え方 ③デザインの進め方④デザインを進めていく上での時間の使い方です。

私はバランスを取るのが不得手で、考えすぎると手が止まり、手を動かすと感覚的なものに寄りすぎてしまう傾向がありました。1、2年次の授業で頭と手それぞれの力を伸ばし、3年次ではその両軸の力を使って形にするという〈桑沢〉のカリキュラムは、そんな私に最適でした。感覚的にバランスを追求する力と、しっかり意図を促える力。さまざまな課題をこなす過程で、先生の考え方や学生の作品から刺激を受けました。

身の回りにデザインが溢れ、関連したイメージが探しやすいインスタグラムなどのSNSでは、似たようなものを目にする機会が増えたように感じます。また、ツールの解説動画なども溢れており、簡単にスキルを習得し、形づくることができる環境も整っていると思います。 しかし、プロとしてやっていくために必要不可欠である根幹の部分を、〈桑沢〉で培うことができたと私は感じます。「なぜその色にしたのか」「その形を選び取った根拠は何か」といった本質を追究する力です。自分の手がけているデザインの意味を考え、リサーチすることで、自分のデザインの根拠をしっかりと説明することができます。

在学中の私は「アートフルで面白いものがいい」と感覚を優先し、制作に没頭していました。しかし、先生からの講評ではデザインの本質的なものが求められ、うまく言語化できず悩んだこともありました。デザインとアートの区別を明確に認識できたことで、相手の希望や意図を汲み取り、想いや見えない部分を形にするというデザインの本質をより深く理解することができたと感じます。タフな精神力とがむしゃらにこなす力、相手の気持ちを汲み取る能力は〈桑沢〉で鍛えられたと思います。

 <インタビュー 2022年3月>©桑沢デザイン研究所

沖田まはら

2022 SS DEBUT「MIESROHE」
LOGO & TEASER VISUAL
MIESROHE「ミースロエ」
Universal Design&Just Modeをコンセプトとした新ブランドの立ち上げに携わる。
2022.3.3 デビュー。 miesrohe.jp

 <インタビュー 2022年3月>©桑沢デザイン研究所

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