[ 2027年度夜間部に新設 ]
人・モノ・環境の関わりから生まれる「体験」をデザインする。
領域を横断し、これからの暮らしをかたちづくる力を磨く2年間。
1954年、桑沢デザイン研究所は日本で初めて「デザイン」という言葉を冠した学校として創立されました。ドイツのバウハウスをモデルに発足して以来、そのカリキュラムは常に時代を反映し続けてきました。2027年、夜間部に新しく「エクスペリエンスデザイン専攻」を開設します。本専攻では、社会のさまざまな課題に向き合いながら、領域を横断して学び、新しい価値や体験を創り出す力を持ったデザイナーの育成を目指します。
1年次First Year
「共通基礎」では、バウハウスに由来する科目を通して造形の基礎を学び、領域や時代にとらわれないデザインの土台を築きます。「専門基礎・専門演習」では、調査・発想・試作のプロセスを実践し、2年次以降の学びへとつながる思考力を育てます。
2年次Second Year
「第一線で活躍するデザイナーが、いま学ぶとしたら」という観点から構成された6つのプロジェクトの中から2つを選び、自らカリキュラムを組み立てます。領域を横断して学ぶことで、多様な視点を結びつけ、新たな価値や体験を生み出す力を育てます。
映像表現を軸に、メディアそれぞれの特性を活かしたデザインを学ぶ科目です。撮影や編集の基礎から、光や影の使い方まで幅広く取り組みながら、他の領域にも応用できる表現力を身につけます。メディアを通して価値を伝える視点を養い、コンテンツ制作へと発展させていきます。
情報やサービスを一つのプロダクトとして捉え、人とシステムの関係をデザインする科目です。UI・UXの視点から体験の流れや価値を考え、プロダクトデザインの知見も活かしながら表現を探究します。デジタルと実体の両方を横断した体験設計力を養います。
人の体験や価値を支える「機能のあるモノ」を対象とする科目です。素材や形、質感といった物理的要素を軸に、製品としての完成度と体験価値を探究します。UI・UXの視点も踏まえ、実体をもつプロダクトによる体験設計力を養います。
キャラクターやストーリーを通して、価値や世界観を一貫して伝える体験づくりを探究する科目です。文化や感情に働きかける表現を軸に、ブランディングやエンターテインメントへの応用を通して、人とモノ・コトをつなぐコミュニケーション力を養います。
空間を「経験を生み出す媒体」と捉え、光や素材、身体的要素による空間体験を構築する科目です。家具やインテリアを人と空間の関係を再編集する道具として位置づけ、実測や模型、演出実験を通して、空間の骨格や空気感を具体的なかたちへと翻訳する方法を学びます。
ファッションを「生活を規定する最小の環境」と捉え、衣服を通して日常を豊かにするデザインを学び、真に必要な衣服のあり方を探究します。機能美と実用性を軸に、素材や工程の基礎を身につけ、他領域の視点を交えた演習を通して、既存の枠組みにとらわれない思考力を養います。
越境するデザイン
なぜ、今デザイナーには越境することが求められるのか。
第一線で活躍するデザイナーたちの対話を通して、これからの時代に求められる姿勢とあり方をひもときます。
SESSION 01
佐藤竜平Ryuhei Sato
桑沢デザイン研究所 第12代所長
川上典李子Noriko Kawakami
ジャーナリスト、
21_21 DESIGN SIGHT アソシエイトディレクター
第1回は、国内外のデザインに精通し、展覧会のキュレーションやプロジェクトディレクションなど多方面で活躍するジャーナリスト・川上典李子さんを迎え、所長・佐藤竜平との対話を通じて、デザインの歴史をひもときながら、これからのデザイン教育のあり方やデザイナーの役割について語っていただきました。
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