2010.01.18カウチンセータープロジェクト× 眞田岳彦 神話の衣服
情報提供:眞田 岳彦 ( 教職員 )
「混沌と秩序」「神と大地」そして「見えるもの見えないもの」
ワタリガラス、シャチ、クマ、ワシ、ヒト、川、山などカウチンセーターやトーテムポールに描かれた模様は、彼らの祖先の記憶であり、神と大地に生きる物や目に見えぬ心を、長い歳月にわたりつないできた。
生き物は、大地と森と海と川と共にあり、人も動物も目に見えない物も、
あらゆるものは混沌と秩序の時の中にある。
大地から生まれた大地に還る生き物たちの神話の時は、
私たちが生きる21世紀の今でも、何処かの森や海で続いているのだ。
すべてが大地から生まれ、大地に包まれ、大地と共にあるために、私たちは、森の海の川の動物の言葉に耳を傾けなければならない。
目に見えるものに価値を見いだす社会と、見えないものに価値を見いだせる社会。
私たちは長い歳月のなかで物事を感じ、見つめ、神話の時代に生きた言葉を受け取り、
今に生きる言葉にかえてゆかねばならないと思う。
眞田岳彦(DMより)
開催期間 2009年12月04日~ 2010年01月12日
会場 カナダ大使館 高円宮記念ギャラリー
会場住所 東京都港区赤坂7-3-38
関連URL http://www.international.gc.ca/