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ポートフォリオを作ろう

ポートフォリオのつくり方、注意点や疑問点、美しい作品写真を撮るための基本を紹介していきます。
先輩たちのポートフォリオは就職コーナーで閲覧できるので参考にしましょう。

ポートフォリオ実例

制作時のポイント

ビジュアルデザイン分野では、掲載作品の完成度はもちろん、ポートフォリオ自体のページ構成やレイアウト、編集能力、装丁(造本)までが一つの作品として評価されます。自分の興味関心が相手に伝わりやすい形を心がけ、テーマを明確にしましょう。
大切なのは、行きたい会社や進路に焦点を絞り、そこで求められる仕事に対する提案をすること。応募する会社や業務内容によって、ポートフォリオで何を見せるべきかが変わってきます。目的に合わせて構成やデザインを考えてつくっていくことが肝心です。そのためには自主制作も欠かせません。
一度に完璧なものを完成させようとするのではなく、何度も修正しながらつくり直していくとよいでしょう。一旦まとめたところで、教員など第三者に客観的に見てもらい、アドバイスを受けることが大切です。

制作時のポイント

プロダクトデザイン分野のポートフォリオは、大判ファイルにまとめることが一般的です。応募する企業に合わせて内容を組み替えていきましょう。
「どんな考え方をする人なのか」が伝わりやいものを心がけます。写真をていねいに撮影し、よいカットを選びます。大きな写真が続くだけの商品カタログを思わせる単調な構成を避け、自分の能力やセンスがページ全体から伝わるよう工夫しましょう。説明していることが、矢印などを加えポイントとしてわかるようにすることも大切です。作品コンセプトは、実感を伴った問題提起として説得力をもたせます。
プロダクトデザインにおける就職活動開始の目安は、昼間部2年次・夜間部1年次の5月です。就職活動中の急な面接にも対応できるように、作品は制作中から記録として、イラストや写真に残しておく習慣をつけ、ポートフォリオはつねに更新を心がけましょう。

制作時のポイント

スペースデザイン分野は他分野と異なり、「アイデア」そのものが作品です。そのため、ダイアグラムなどの抽象的な要素と模型や図面を使いながら、より具体的で緻密なプレゼンテーションが求められます。ポートフォリオで大きな画面に密度を出すのは大変なので、思い切って紙面を正方形にするのも一つの方法でしょう。クリアファイルなどの既製品は使わず、製本することを推奨します。
図面を載せる場合はしっかり描けることが示せるような、精度の高いものを選びましょう。寸法は無理して入れずに、グラフィックとして見せるようにするのもありです。
また、昼間部の場合は1年次の共通過程、特に基礎造形や他分野のものを最後に入れるのも、デザインの幅をPRできます。 昼間部の2年次・夜間部1年次の春休みの期間に、一度ポートフォリオを完成させ、少しずつ改良していきましょう。

制作時のポイント

ファッションデザインの分野では、「コンセプト」から「デザイン画」までの流れと世界観を伝えることが大切です。「コンセプト」をどう「デザイン」しようとしたのか、順を追って分かりやすく企画書にまとめましょう。一つのコンセプトに対してイメージカラーやレイアウト、フォントを統一することで企画書として完成度が上がります。
また、素材選びは服作りの要です。素材をどのように解釈し形にしたのか、きちんと伝わるように心がけます。生地や刺しゅう、プリント見本、ボタンなどの実物サンプルを添えることもよいでしょう。ファッションデザイン分野ではスタイリングも重要な要素なので、アクセサリーやバッグなどの周辺アイテムを提案することも効果的です。
ファッションデザイン分野の就職活動では、実技試験を通過した後の面接でポートフォリオ審査をする場合があります。あなたの世界観が表現されているポートフォリオは大きなアドバンテージとなるでしょう。

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