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設計

※2024年1月掲載

株式会社ニイノ建設一級建築士事務所

今井 千尋

1999年
新潟県生まれ
2018年
埼玉県立新座総合技術高等学校 デザイン科卒業
2021年
桑沢デザイン研究所 総合デザイン科
スペースデザイン専攻卒業

人柄を尊重してくれる会社
自分にとって理想の環境を知ることが大切

 主に集合住宅を扱っている建築事務所で設計をしています。打ち合わせから図面の作成、竣工までの一連に携わり、建物のボリューム出し、企画設計、基本設計、実施設計、確認申請、現場監理など、設計に関わることすべての業務を行っています。
 入社3年目になり、一人で木造戸建の設計を担当しました。プレッシャーや責任の重さもあり、慣れない省エネの計算にも大苦戦しました。自分が描いた図面通りに上棟したときはとても嬉しかったですし、竣工した際はこれまでの道のりが蘇り、ようやくここまでできるようになったと感極まったことを忘れません。
 現在の会社を選んだ理由の一つは、会社説明会に参加した際に代表自身が登壇していたことです。代表から会社への想いを聞いて、働く社員の人柄を尊重し、会社に愛をもっていると感じられたことが、この会社に入りたいと思ったきっかけです。面接で重視したことは、自分というキャラクターを知ってもらうことです。人柄を大切にしている会社だからこそ、作品を通して自分の想いや考えを伝えられるように、何を考え、なぜこうしたのか、実体験をもとにして説明することを意識しました。
 就職先を考えるうえで、自分にとって理想の環境を考えることは大切です。できる限り多くの会社にインターンに行くことをおすすめします。インターンを経験することで、会社の規模や方針など、働く環境の基準を作ることができます。条件を絞ることで選択肢が少なくなるかもしれませんが、理想の会社に出会える近道です。
 設計は、想像していたよりも遥かにマルチタスクを必要とする仕事です。膨大な作業量や情報量に加え、自分ではコントロールしきれない変更が頻繁に起こります。一つとして同じ物件はありません。どのようにタスクをこなしていくか、それが最も難しいと感じています。〈桑沢〉でも複数の課題を同時に進めることがありますが、在学中からスケジュール管理を意識して、少しでも慣れておくと就職してからも役立ちます。

  • 今井さんが初めて一から企画・設計を行った木造戸建
    今井さんが初めて一から企画・設計を行った木造戸建
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