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アシスタントデザイナー

※2024年2月掲載

株式会社細山田デザイン事務所

杉本 真夕

2001年
三重県生まれ
2019年
三重県立いなべ総合学園高等学校卒業
2022年
桑沢デザイン研究所 総合デザイン科
ビジュアルデザイン専攻卒業

デザイナーの就活に欠かせないポートフォリオ
客観的な意見をもらうことが大切

 主にエディトリアルデザインを行う会社で、アシスタントデザイナーをしています。編集者からのページ構成を基に、書籍や雑誌の文字組みや原稿の流し込みなどを担当しています。昔から愛読している雑誌に携われた際は、その雑誌が書店に並んでいるのを見たとき以上に、両親に喜んでもらえたことが嬉しかったです。
 エディトリアルデザインは、編集者とのやりとりがとても多い仕事です。入社当時は、業界用語や構成記号がわからず苦戦しましたが、いまでは、よりよくするためのデザインを自分から提案することもあります。著者や編集者が求めていることを汲み取るためには、具体的なイメージの擦り合わせが必要です。働くなかで、コミュニケーション力と曖昧なイメージを言語化する力を身につけていきました。
 在学中から、ブックデザインに関わる仕事に就きたいと考えていたのですが、具体的な方向を決められずにいました。さまざまな分野の展示に足を運び、自分にとって本当にときめくデザインを探していたときに、文字組みだけで魅せるデザインに出会い、目指す方向を見つけることができました。
 デザイナーの就活は、本人の印象とポートフォリオが大切です。面接では個性のアピールはもちろんのこと、親しみのある印象をもってもらうために、相手の目を見てハキハキ話すことを意識しました。ポートフォリオは、同級生、ゼミの先生、さらには会社訪問先など、いろいろな人に見てもらい修正を繰り返しました。緊張しますが、客観的な視点や現場で働いているデザイナーから直接意見をもらえる貴重な機会です。まだできていないからと、人に見せないでいるといつまでも完成しないものです。
 在学中は、たくさん自主制作することをおすすめします。自分で考えて自分で動く。数をこなしていくと、基本的な知識やスキルが身につくので、入社後にスムーズなスタートを切ることができます。

  • 杉本さんが担当した書籍と雑誌
    杉本さんが担当した書籍と雑誌

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