STAR/有限会社エスティエイアール
簗瀬 晃希
- 1994年
- 福岡生まれ
- 2017年
- 九州産業大学 工学部
住居・インテリア設計学科 卒業 - 2021年
- 桑沢デザイン研究所 デザイン専攻科
スペースデザインコース卒業
デザインの背景にある
「私」を見てくれる会社に出会えた
別荘やオフィスビルなど建物の建築デザインをしています。2年目の現在は、主担当の方のもとで設計アシスタントとして仕事をすることが多いです。モデルの検討や、パースの作成、図面の作図など、プロジェクトをトータルで支えています。
プロジェクトを進行していくなかでは、必ず何らかの問題が発生します。構造や意匠など、建築自体に関わる課題のほかにも、敷地や予算など、実務的な問題も解決しなければなりません。
プロジェクトを進めるうえで問題は度々生じますが、これを一つ一つこなし、計画を実現していくことにやりがいを感じています。申請関係など地味に見える作業の先にも「建築を完成させる」という目標があるからです。課題解決がお客様の笑顔につながったときは、やはり嬉しいです。
就活を始めたのは卒業後の4月頃でした。会社のビジョンや考え方をWEBサイトでよく吟味し、3~4社に絞ってポートフォリオを提出しました。私は元々ひとがどのような「言葉」や「思考」を持つかが気になる性格なので、就職活動自体も「内定をもらう」ことを意識せず、相手の話を聞くことが自分自身を知る機会になると思って楽しみました。現在の会社は、作品内容だけでなく、デザインの背景にある私自身の思考や思いを見て頂けているように感じ、入社意欲が強くなりました。
面接では、今後「どのようにデザインと関わっていきたいか」を聞かれたのが印象的でした。当時は自分のファッションブランドを立ち上げたいと考えていたのですが、仕事の目標ではなかったので、伝えることを躊躇する気持ちがありました。それでも正直にお話しすると、ポジティブに受け留めてくださったのは非常に嬉しかったです。面接でも、自分が将来的にどうなりたいのか、正直に話すことが大切だと思います。一歩踏み込んで気持ちを話すと、相手も受け入れてくれるものです。こうした姿勢は〈桑沢〉で学んだ一番大切なことかもしれません。今後も探究心を大事に、常識を疑い、仕事にも作品づくりにも向き合い続けていきたいです。