2024.12.2070周年記念プロジェクト 山口信博さんの著書「ぼくの始末書」刊行記念講演を開催
2024年12月14日(土)、桑沢デザイン研究所 70周年記念プロジェクトの一環として、本校出身でグラフィックデザイナーとして活躍している山口信博さんをお招きし、著書「ぼくの始末書」刊行記念講演を開催しました。
当日は、桑沢の卒業生や在校生、山口さんとご縁のある方々、一般の方々など、多くの方が参加しました。
講演では、「山口信博の余技とデザイン」をテーマに、著書に収録された作品を通じて、デザイン活動のエピソードやこれまでの歩みについてお話しいただきました。俳句や折形、活版印刷など、多岐にわたる「余技」を通して培われたことが、グラフィックデザイナーとしての作品づくりに活かされているかが語られました。
講演後には、著書にも登場する作品に触れる時間が設けられ、山口さんとの談笑が弾むなど、和やかな雰囲気の中で講演会は終了しました。
山口信博(やまぐち・のぶひろ)
グラフィックデザイナー/ 1948年生まれ。桑沢デザイン研究所中退。コスモPRを経て1979年独立。2001年有限会社山口デザイン事務所、同時に折形デザイン研究所設立。主な仕事に住まいの図書館出版局『住まい学大系』全100冊のブックデザイン、鹿島出版会『SD』のアート・ディレクターなど。著書に『白の消息』(ラトルズ、2006)、『つつみのことわり』(私家版、2013)、句集『かなかなの七七四十九日かな』(私家版、2017)など。2018年「折りのデザイン」で毎日デザイン賞受賞。