総合デザイン科 2・3年次 専門課程 VDビジュアルデザイン専攻

一過性の風潮や流行ではなく、
見る人の誰もが連綿と備え続けている感覚を
踏まえたうえで「伝わる視覚情報とは何か」を考える
広告や雑誌、スマートフォンの画面など、現代に生きる私たちは視覚情報に囲まれています。一過性の風潮ではなく、人間がもつ根源的な要素とは何か。情報あふれるなかで、メッセージを伝える対象は誰なのか。また、それをどのように伝えればいいのか。適切な表現方法やメディアとは。こういった普遍的な問題を追究するのが〈桑沢〉ビジュアルデザインの特徴です。
3年間の学習の流れ
カリキュラム詳細
2年次
身近な問題からデザイン構築の方法を学ぶ
広告や雑誌、パッケージ、デジタルデザインがあふれる時代。人は視覚情報からどのような感覚的イメージを受け取るのか。メッセージを適切に伝えるための表現方法やメディアとは。こういった普遍的な問題を追究するための基盤として、デジタル技術の基礎をマスターします。またグラフィックデザイン、パッケージやタイポグラフィ、写真やイラストなどの専門知識も身につけ、身近な問題からデザインを構築する方法を学びます。
目標
記号や画像、文字などの造形エレメントを駆使して、伝えたいメッセージをいかに効果的でわかりやすく、美しく、楽しいビジュアルにできるかを学ぶ。

3年次
社会に問題意識を持ち、アイデアを提案する
分析の対象を社会や世界へと拡大し、論理的にデザインを組み立てる思考を養います。どうすれば社会のニーズに応える効果的な表現ができるのか。ゼミナールでは、ひとつのテーマを1年かけて追及し、作品の完成度を高めていきます。「人や社会の豊かさとは何か」という問題意識を持ち、アイデアを具体化して提案できるデザイナーへ。それを目標にして、視覚情報を的確に美しく、また楽しく伝えられる方法を研究します。
目標
量産性や平面性を超えた「ビジュアルアート」の分野を学び、より幅広い発想力を養うとともに、卒業制作に取り組む。
2023年度 2年次前期の時間割例


授業紹介
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2年次タイポグラフィ
文字を通した表現力を養う
タイポグラフィとは文字を素材とした表現技法全般のこと。グラフィックデザインに欠かせない文字や書体、文字組のルールを学び、文字を通して幅広いコミュニケーション力を養います。基本的な知識に基づき、自由なテーマで雑誌や書籍などの作品を制作します。
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2年次パッケージング
「ものを包む」とは何か
商品の特性を効果的に伝えるのが商品パッケージです。「ものを包む」とは何かを考え、パッケージデザインの基礎から応用までを段階的に学習します。
また消費者の興味関心をひく表現力を身につけ、
具体的な商品パッケージの企画なども学んでいきます。 -
3年次ビジュアルデザインIII
総合的な視点でデザインを
課題は「ショップ(店)デザイン」。時代のトレンドを読んで店のコンセプトを考え、ロゴや店内デザイン、パッケージ、広告のディレクションなどの関連アイテムを幅広く展開します。授業で学んできたことを活かして個性を発揮し、総合的な視点を養う授業です。
カリキュラム詳細
昼間部ビジュアルデザイン専攻カリキュラム.pdf
3年次 卒業制作 少人数のゼミに分かれ、一流デザイナーによる指導とともに、自らのテーマを掘り下げていきます。
卒業後の進路
Web/グラフィック/エディトリアル/パッケージデザイナー、フォトグラファーなど
主な求人
スマートフォンやアプリの普及により、Webデザイナーやゲーム関連の求人が増えています。
その他、グラフィックデザイナー、エディトリアルデザイナー、パッケージデザイナー、フォトグラファーなど、大きな企業から小規模なデザイン事務所まで、多くの求人があります。
就職先
TOPIC
森井ユカゼミ IKEA Japanとの企業合同課題
2022年6月にIKEA渋谷にて昼間部3年次の森井ユカゼミとIKEA Japanとの企業合同課題が行なわれました。
提案されたアイデアの一部は、2022年9月10日(土)まで開催された
IKEA Festivalの店舗アクティビティで導入されました。
アイデアは、ISTAD/イースタード フリーザーバッグを使用したエコな詰め放題企画。通常は大容量で販売されている商品を、1ピースから必要な個数を詰めることができます。

在校生インタビュー






卒業生インタビュー







