総合デザイン科 2・3年次 専門課程
VD|ビジュアルデザイン専攻

VD2020

一過性の風潮や流行ではなく、人間が本来もっている根源的な要素を基盤とした「視覚情報とは何か」を考える

広告や雑誌、スマートフォンの画面など、現代に生きる私たちは視覚情報に囲まれています。一過性の風潮ではなく、人間がもつ根源的な要素とは何か。情報あふれるなかで、メッセージを伝える対象は誰なのか。また、それをどのように伝えればいいのか。適切な表現方法やメディアとは。こういった普遍的な問題を追究するのが〈桑沢〉ビジュアルデザインの特徴です。

カリキュラム詳細

2年次 身近な問題からデザインを構築する方法を学ぶ

目標

記号や画像、文字などの造形エレメントを駆使して、伝えたいメッセージをいかに効果的でわかりやすく、美しく、楽しいビジュアルにできるかを学ぶ。

ビジュアルデザインについて、幅広い知誠と技術を身につけます。絵柄や文字などのさまざまな要素を駆使して、伝えたいメッセージや情報を、いかに効果的にわかりやすく、美しく、興味深いデザインに落し込めるかを学びます。また社会のいろいろな動向にも反応できる感性を磨くことも重要です。

専門講義
ビジュアルデザインに関する専門知識・技術について講義形式で学びます。技術的な部分だけでなく、柔軟な発想や広い視野のきっかけにもなり、実技科目においてイメージや情報の定着にも役立つ役割を持っています。
前期 後期

印刷・DTP概論

紙や印刷の基本的知識、印刷入稿に必要なPCによるDTPの概要についても学びます。デジタル時代における紙媒体のあり方も重要です。

 

画像概論

撮影の現場や画像全般の基礎知識を学ぶと共に、映像の歴史や事例を通して現在身近になった映像についても再認識します。

 
デザイン
1年生で身につけた基礎的な造形力や観察力をベースに、いよいよ具体的・実践的なグラフィックデザインの実技科目を学びます。広いカテゴリーの中から、厳選された最低限必要な科目を通して、デザインの基礎から応用へと向かって自分を成長させていきます。
前期 後期

ビジュアルデザインIIA

身近なところから発想した世界観やイメージをもとに、他者にもアピールできるデザインへと落し込んでいきます。シンボルマークやさまざまなデザインツールを通して、統一感のあるビジュアル・メッセージの伝え方を学びます。

ビジュアルデザインIIB

自分で想定したテーマについてリサーチし、企画から考えて、オリジナルなデザインに定着させます。モノ・コトの伝えるべき本質をシンプルで力強いビジュアルに置き換え、見る人が共感できる魅力的な表現を探ります。

タイポグラフィ(年間科目)

グラフィックデザインには欠かせない要素である文字や書体の構造、また文字組の基礎知識とルールを学んだ上で、文字表現をベースとした幅広いコミュニケーションの基礎について学びます。

タイポグラフィ(年間科目)

具体的テーマに基づいて、文字に限らず、イラスト・写真・図版等の要素を自由に織り込み、魅力的な雑誌、書籍などを製作し、編集デザイン(ページもの)を学びます。

フォトグラフ(年間科目)

デザインの現場で写真を利用するために必要な基礎技術の習得と、撮影実習を通して観察力、構成力を養い、写真表現の基礎を学びます。

フォトグラフ(年間科目)

写真をコミュニケーションの有力な手段としてとらえ、ものの見方や考え方に重点をおき、表現手段として写真の可能性を探ります。

イラストレーション

自己表現にとどまらず、情報伝達としてのイラストレーション表現の可能性や、ディレクション的な視点からイラストの魅力を探ります。

パッケージング

モノを包むとは何かを考え、立体構造、色彩効果、表面デザインなどの基礎を学習します。また具体的な商品パッケージについて実際にダミー製作など段階的に学びます。

コンピュータ演習

グラフィック系の基本ソフトの技術習得と、現場でのデザインワークに欠かせない、コンピュータ関連の基礎知識を学びます。前期科目全体の中で、Illustrator、PhotoshopおよびInDesignの基礎を習得します。

Webデザイン

Webデザインをする上で、独特のデザイン的な考え方や手順について学習します。同時にWebを制作するための基本的な知識や、標準ソフトの基礎について学びます。

プレゼンテーション

自分自身や作品のアイデアをプレゼンテーションするための方法を体験を通して学びます。またポートフォリオのベースを制作し始め、3年生の就職活動に備えて準備します。

3年次 主題である視覚情報を的確に美しく伝える

目標

量産性や平面性を超えた「ビジュアルアート」の分野を学び、より幅広い発想力を養うとともに、卒業制作に取り組む。

少人数のゼミに分かれて卒業制作を進めます。2年次までのさまざまな授業を通して学んできた中から、自分にとってより興味のあるテーマを設定し、深く検証しながら魅力ある作品へと高め、卒業生作品展で発表します。また、クラス単位での授業も並行して、一段階上の企画力、発想力、表現力を目指します。

専門講義
第一線のデザイナーや異なる分野で活躍しているスペシャリストを講師として招聘し、話を聴きます。
前期 後期
制作の現場
第一線で活躍するデザイナーや、クリエーターを毎回講師として招聘し、制作現場の話やエピソードなどを聴きます。実際の現場を知ることにより、見聞を広め、自分の進路についても参考となります。
デザイン
卒業制作を中心にしながら、「プレゼンテーション」や「ビジュアルアート」の分野も並行して学び、制作していきます。
前期 後期

ビジュアルデザインIII

ブランド・イメージの企画立案を通して、システムとしての統一感あるビジュアル表現の構築を学びます。ロゴ・マークをはじめ、複数の実践的なアイテムを実際に制作していきます。

表現研究

各自の創造表現を広げるため、既存のデザイン領域外の視点から、体験や実習を重ね、限定されがちなデザイン領域の縛りの外へと自分の感覚を磨いていきます。

チュートリアル

教員との個別相談の時間を設け自分の将来へ向けた相談を行います。並行して、グループ制作などを通して、自分の特性や将来の進路イメージを探ります。

ゼミナール
少人数のゼミに分かれ、一流デザイナーによる指導とともに、自らのテーマを掘り下げていきます。

浅葉克己ゼミ

桑沢デザイン研究所 第10代所長/浅葉克己デザイン室(アートディレクター)

天宅正ゼミ

羽金知美ゼミ

白根ゆたんぽゼミ

イラストレーター

伊藤 透ゼミ

(株)エスキース代表(パッケージ・プロダクトデザイナー)

森井ユカ ゼミ

ユカデザイン代表(立体造形作家)

工藤強勝+八十島博明 ゼミ

・卒業後の進路 ⇒就職・求人会社一覧
Web/グラフィック/エディトリアル/パッケージデザイナー、フォトグラファーなど



教育職員紹介

専任教育職員

粟野隆浩 (あわの たかひろ)

桑沢デザイン研究所卒業。雑誌、書籍、定期刊行物のデザイン、またパンフレットなどの販促物デザインをはじめ、ロゴデザインなどを手がける。趣味はスキューバダイビング、バイク、キャンプなど。

川畑明日佳 (かわばた あすか)

東京造形大学造形学部卒業。Royal College of Art (MA)修了。Ab Rogers Design(ロンドン)にてブランディング、パッケージデザインのほか、テート・モダン美術館、台北市立美術館などで展覧会のデザインを手がける。2009年帰国、以後フリーランス。ルース・ドリュー賞、D&AD賞など受賞多数。

鈴木一成 (すずき かずしげ)

桑沢デザイン研究所卒業。卒業後渡仏、帰国後フリーランスのフォトグラファーとして雑誌・カタログなどを手がける。2009年よりGallery OUT of PLACEのディレクターを務め、展覧会の企画やアートフェアなどイベントの企画に関わっている。

辻原賢一 (つじはら けんいち)

武蔵野美術大学専攻科修了。武蔵野美術大学グラフィック専攻研究室助手を経て、C.Cレマン・チーフデザイナーに就任 。HONDA、JR 、ANAなどの広告デザインを手がける。コンテンポラリー・アート展奨励賞、毎日広告デザイン賞奨励賞など受賞多数。「晴れ男」。

宮根土真砂 (みやね とまさ)

桑沢デザイン研究所卒業。デザインプロダクション等でアートディレクターとして広告・雑誌・カタログ等のデザイン、VI・CIの制作や広報イベント企画、ブランディングなどを手がける。ビジュアルデザインにおける「プレゼンテーション」や「DTP・印刷概論」などの授業を担当。

豊島晶 (とよしま あき)

東京デザイナー学院卒業。デザイン制作会社を経て2009年から2014 年の5年間ニューヨークを拠点に活動。2012年(株)AKIPON DESIGN HOUSE設立。日本タイポグラフィ年鑑、東京TDC、N.Y.TDCなど入選多数。2014年モリサワより書体「すずむし」をリリース。

永沼真一郎 (ながぬま しんいちろう)

桑沢デザイン研究所卒業。玩具のパッケージデザインをはじめ商品ロゴデザイン、イラスト、コンセプトCGなどを手がけ、玩具・雑貨の企画開発にも関わる。公益社団法人日本パッケージ教会「JPDA」に所属。パッケージデザインの教育と研究を行う。「伊藤透ゼミ」授業を担当。

桑沢の教員

一流のデザイナーにとって必要な視点や思考法、技術を身につけるため桑沢では現在も第一線で活躍するデザイナーの教員陣が指導します

教育職員一覧はこちら

学生作品ギャラリー

  • 学生作品ギャラリー

    VD「Apotheosis」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「モモ」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「丹頂」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「幻想叙事詩」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「じゃばら日本昔話」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「楽しい浴育」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「マルチーズを肩に乗せるな」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「迎春フォント」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「Speed」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「A LITTLE SHOPPING」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「視線の鏡」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「君の中のアリス」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「お破り初め」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「たま語」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「PROPOSE」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「よいしゅうまつを」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「ブラックイソップ物語」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「hito柄」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「MOSS FOR LIFE」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「26_26」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「TAIL NAIL」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「yumeura」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「中毒大辞典」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「MELT」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「わたしの仲間を紹介します」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「Re:action」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「The origin of Chinese charactor」

  • 学生作品ギャラリー

    VD「STERIC OR FLAT」

卒業生紹介

  • 柿崎 サラ

    イラストレーター

    柿崎 サラ

    母が〈桑沢〉の卒業生でデザイン関係の仕事をしていましたから、美術関係の学校も職業も身近なものでした。中学のときにはじめて〈桑沢〉の卒業生作品展を見て圧倒され、進路の選択肢とし…

  • 有本 誠司

    ウェブデザイナ一

    有本 誠司

    Webサイトのデザイン/コーディングをしています。コーディングとはWebサイトの骨組みを設計し、デザインを元に画面のなかでレイアウトして閲覧できるようすることです。最近では、写真家の「…

  • 米山 浩太郎

    デザイナー

    米山 浩太郎

    デザインの仕事をしたいと思いはじめたのは、18歳の頃からです。幼い頃から、絵を描いたり物をつくったりするのは得意でしたが、大人たちから「絵がうまいね」と美術の道を勧められると、子ども…

  • 黒江 美穂

    展覧会企画

    黒江 美穂

    渋谷ヒカリエ8階にD&DEPARTMENTが展開している3つのスペース、ミュージアム、ストア、食堂のうち、私はミュージアムの企画を担当しています。3店舗とも、47都道府県の魅力をデザインの視点から紹介していま…

  • 太田 みなみ

    グラフィックデザイナー

    太田 みなみ

    チーフデザイナーとしてパッケージを中心に担当しています。具体的には、パンやゼリー、ジャム、化粧品やネイルのパッケージ。そして、リーフレットなどの販促物、機関誌などの冊子…

堀越先生
vd 堀越ゼミ
[担当教員]
浅葉 克己
青山 眞(本校副所長)
杣田 佳穂(ギャラリーミサワバウハウスコレクション学芸員)
林 加楊(書家)

humor

いま、僕の机の上には、縄文時代の仮面の女神の等身大の置物がある。三角の仮面をつけた表現だが、毎日見ていても笑える。一万年も前のことを考えると気が遠くなってしまうが、笑いは現在までずーっと続いている。人間の笑いは、どこから来るのか。ひとりで笑うこともあるが、人間は誰かと会って、これ面白いよねと同意して笑うこともある。時代や国や文化によって異なるユーモア感覚もあるが、すべてを超えた笑いも存在するのではないだろうか。ユーモアは、コミュニケーションの本質だ。

浅葉先生ポスター

浅葉克己(あさば・かつみ)
桑沢デザイン研究所卒業。1940年生まれ。浅葉克己デザイン室を設立。アートディレクターとして、西武百貨店「おいしい生活」、サントリー「夢街道」など、数多くの作品を制作。日本アカデミー賞、紫綬褒章、東京ADCグランプリ、旭日小綬章など受賞歴多数。東京TDC理事長、東京ADC委員、JAGDA会長、AGI日本代表、東京造形大学・京都精華大学客員教授

  • Apotheosis
  • apple

学生作品「Apotheosis」宗教は人間が創造した不思議な力。人間に近くて、よりシンプルなチンパンジーに、もし記憶を伝える能力があれば、チンパンジーの宗教もできる? 最初は簡単なものでも、いつかは複雑になる? という疑問から生まれた作品。
/下=学生作品「匠のりんご」絵のモチーフとして取り上げられることの多いりんごを通して、画家の作風やタッチを表現する試み。絵画への新しい発見や気づきへのアプローチを試みた。

伊藤先生
VD 伊藤透ゼミ
[担当教員]
伊藤透
中野恵(本校非常勤教育職員)
永沼真一郎(本校専任教育職員)

イメージデザイン

美しい人、美しいもの、言葉、風景など、この世の中は「美しい」であふれています。人は何を美しいと感じるのか、人はなぜ美しさを求めるのでしようか。このゼミでは、各自が 「美しい」と感じるテーマを選び、それをもとに商品の企画とデザインを行います。立体、平面、質感、色彩、象徴、言葉を複合的に扱い、新しい価値をもつ「美しい商品」のデザインをつくっていきます。

イメージデザイン

伊藤透(いとう・とおる)
千葉大学工業意匠学科卒業。株式会社資生堂、仏カレ・ノアール社勤務の後、 TORU ITO DESIGN設立。化粧品を中心としたさまざまな分野のパッケージ・プロダクトデザインを手がける。株式会社エスキース代表、公益社団法人日本パッケージデザイン協会・副理事長千葉大学大学院工学研究科非常勤講師。

  • 丹頂
  • OMBRA

上=学生作品「丹頂」朝霧がかかった秋田県の田んぼに立つ丹頂の姿をイメージした日本酒のボトル。日が落ち、静けさが感じられ、灯籠の明かりが淡くかがやく街並みとともに一献傾けるような、落ち着いたデザイン。
下=学生作品「OMBRA」イタリア語で「影」。日の暮れた夕方に差し込む光によって映し出される美しい曲線をイメージしたフレグランスボトル。本体だけでなく、それが置かれた環境が光の現象で美しく見えるようにデザインした。

白根先生
白根ゆたんぽゼミ
[担当教員]
白根ゆたんぽ
中谷靖彦(本校非常勤教育職員)

イメージデザイン

当ゼミはグラフィックデザインの一要素であるイラストレーションを多角的にとらえ、前期では共通の課題、後期では各自の作品ファイル制作による実践・講評をくりかえし、 [1枚1枚を描き上げる力]「描いて伝える力」をつけてきま した。共通テーマにある「ひらく」は開く、拓く、などいろいろな使い方のできる言葉です。この開放的なキーワードをもとに卒業制作を最終目標とするのではなく、卒業後、次の世界へ学生が進んでいくためのステップととらえています。

yutanpo2020

白根ゆたんぽ(しらね・ゆたんぽ)
イラストレーター。1968年埼玉県生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。雑誌、広告などの各種印刷メディア、Web コンテンツ、企業キャンペーンなどに幅広くイラストを提供。いままでの主な仕事にBRUTUS表紙、バスクリン「きき湯」CM、ニューバランス名古屋店内ビジュアルなど。クライアントワークのほか自身の作品集の制作や個展開催、企画展への参加など多数。

  • 鏡
  • 幻想叙事詩

上=白根ゆたんぽゼミ。学生作品「鏡」鏡と女の子について。
下=白根ゆたんぽゼミ。「幻想叙事詩」オリジナルの叙事詩をモチーフに、線画を活かした作品を仕上げた。

森井先生
VD 森井ユカ
[担当教員]
森井ユカ
豊島晶(本校専任教育職員)

イメージデザイン

日々の生活を豊かにするのは、どのようなデザインでしょうか? 身の回りにあるもの、また生活そのものを、基本から見つめ直してみましょう。世界のさまざまな事象や製品から、学び、考え、研究し、「感性的なアプローチ」から、「具体的なアプローチ」まで、幅広い手法と表現を使ってその魅力を提案していきます。「誰かのためのデザイン」を模索し、かたちにするゼミです。

森井ユカ作品

森井ユカ(もりい・ゆか)
桑沢デザイン研究所卒業。東京造形大学大学院修了。立体造形作家として粘土を使った立体イラストレーション、キャラクターデザインの企画や監修、平面キャラの立体化などを手がける。近著に『地元スーパーのおいしいもの、旅をしながら見つけてきました』(ダイヤモンド社)、『10日暮らし、特濃シンガポール』(晶文社)、『旅と雑貨とデザインと』(ダイヤモンド社)など。

  • 素材であそべるつみき
  • 楽しい浴育

上=森井ユカゼミ。「素材であそべるつみき」普段は無意識に触れているさまざまな素材を実際に触りながら、「積み上げる」ことで質感や重さなどを感じ取り、楽しみながら素材の違いを感じるとができるおもちゃを制作した。/
下=森井ユカゼミ。「楽しい浴育」浴育とは、正しい洗い方を教え、一緒に遊んで会話して、お風呂場での親子コミュニケーションを大切にしようという考え。子どもの「お風呂に入りたい」気持ちを誘う、楽しいお風呂グッズをデザイン。

工藤強勝先生 八十島先生
VD 八十島博明
[担当教員]
工藤 強勝
八十島 博明
豊島 晶(本校専任教育職員)

イメージデザイン

書物は映像表現のように時間を包み込むメディアです。文字が連なり文章となるように、二次元の紙も三次元的に連続することでひとつの物語を形成します。当ゼミでは「デザインする」という行為を単なる「造形」だけではなく、意味内容に深く留意してもらうために、ひとつの漢字の字義をテーマに据えます。その共通テーマを考察し、各々が導き出した独自のテーマで表現します。

イメージデザイン

工藤 強勝(くどう・つよかつ)
桑沢デザイン研究所卒業。1976年デザイン実験室設立。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科講師を経て2006年より首都大学東京システムデザイン学部・大学院教授、~14年客員教授。著書に『編集デザインの教科書』、『デザイン解体新書』、『文字組デザイン講座』。「第7回桑沢賞」受賞。

八十島博明(やそじま・ひろあき)
桑沢デザイン研究所卒業。森啓デザイン研究室に入社。1992年GRID CO.LTDを設立。主な仕事として科学雑誌『日経サイエンス』誌のアートディレクションのほか、 インテリア関連グラフィック、展覧会グラフィックなど。著書に『MACで描く科学イラスト』(日経サイエンス社)。JAGDA会員、日本タイポグラフィ協会会員。

  • inari

上=八十島博明ゼミ。学生作品「マルチーズを肩に乗せるな」生活のなかに起こった何でもないことや思ったことを短い句にし、それぞれに点数をつけて、本にした。成績のための点数とは違って誰も得しないが、だからこそ意味があるかもしれない。/
下=八十島博明ゼミ。学生作品「いなり百参拝」百社参りという民間信仰を題材とし、お稲荷さんを選んだ。稲荷神社は豊穣の神を祀り、分社の数は数え切れない。百のお稲荷さんを巡り、鳥居の連続でビジュアル的に表現した。

tentak
VD 八十島博明
[担当教員]
天宅正
辻原賢一(本校専任教育職員)

vd_tentaku2020

今の自分が気づいたことを今の自分の表現で今の世の中に提案する。その提案が世の中にどう受け止められるか今の自分でしっかり気づくこと。自分なりの見方で世の中を観察し、自分なりの気づき方で発見していきましょう。発見するために、積極的に行動しましょう。伝えるために、自分の中にあるサービス精神を総動員して表現しましょう。デザインに限らず、ものをつくることを続ける限り、その繰り返しだと思います。

イメージデザイン

天宅正(てんたく・まさし)
1978年兵庫生まれ。東京藝術大学デザイン科卒業。同大学院デザィン科修了。 2005年、ドラフト入社。2016年よりフリーランス。主な作品に、銀座ミツバチ「銀座 imogine!」、銀嶺食品「GINRAY」、Panasonic 「i-X INTEGRAL」、BRIDGESTONE CYCLE 「BRIDGESTONE GREEN LABEL」ほか。JAGDA新人賞、東京ADC賞、ONESHOW bronze賞など受賞。

  • モチーフとアイデンティティ
  • じゃばら日本昔話

上=学生作品「モチーフとアイデンティティ」自分から連想したモチーフを描き、そのモチーフをつぎへと連想していく。そこにはその人の経験や思考が表れているのではないか。自分自身への気づきを探る試み。/
下=学生作品「じゃばら日本昔話」絵本の新しい形。じゃばら状に立てることで、物語の世界観を一目で見ることができ、閉じれば普通の本にもなる。シーンに応じた紙の質感や、じゃばらを閉じたときの色の重なりにも工夫した。

八十島先生
VD 八十島博明
[担当教員]
羽金知美
鈴木一成(本校専任教育職員)

イメージデザイン

写真は面白くて難しい。カメラのシャッターを切れば誰でも写真を撮ることができます。でも、よく撮れたと思う写真と、思っていたのとは何か違うと思う写真が撮れることがあります。なぜでしょうか?どうしたら思いに近い写真が撮れるのでしょうか?自分の写真や人の写真をよく観察して写真を構成するものが何なのか探ってみましょう。選択、光、主観と客観、自己と他者…写真を通して色々な発見ができればよいと思います。

羽金先生作品

羽金知美(はがね・ともみ)
1972年東京生まれ。1993年桑沢デザイン研究所リビングデザイン科卒業。1994年桑沢デザィン研究所写真研究科卒業。1997年フリーのカメラマンとして活動開始。

  • モモ
  • 女

上=学生作品「モモ」一番近くでエネルギーを発し続ける妹を被写体にして、日常的で人間らしい作品を制作。印刷製本ではなく、スクラップブックという形で直接写真に触れることで、より写真が身近に感じられる。/
下=学生作品「女」女の人は素敵だ。女の人は美しい。苦悩から生まれたしみやしわも素敵だ。女の人は強い。時にはずるかったり、面倒くさかったりする。だけどそんなところも含めてやっぱり女の人は素敵だ。

卒業生紹介

  • 柿崎 サラ

    イラストレーター

    柿崎 サラ

    母が〈桑沢〉の卒業生でデザイン関係の仕事をしていましたから、美術関係の学校も職業も身近なものでした。中学のときにはじめて〈桑沢〉の卒業生作品展を見て圧倒され、進路の選択肢とし…

  • 有本 誠司

    ウェブデザイナ一

    有本 誠司

    Webサイトのデザイン/コーディングをしています。コーディングとはWebサイトの骨組みを設計し、デザインを元に画面のなかでレイアウトして閲覧できるようすることです。最近では、写真家の「…

  • 米山 浩太郎

    デザイナー

    米山 浩太郎

    デザインの仕事をしたいと思いはじめたのは、18歳の頃からです。幼い頃から、絵を描いたり物をつくったりするのは得意でしたが、大人たちから「絵がうまいね」と美術の道を勧められると、子ども…

  • 黒江 美穂

    展覧会企画

    黒江 美穂

    渋谷ヒカリエ8階にD&DEPARTMENTが展開している3つのスペース、ミュージアム、ストア、食堂のうち、私はミュージアムの企画を担当しています。3店舗とも、47都道府県の魅力をデザインの視点から紹介していま…

  • 太田 みなみ

    グラフィックデザイナー

    太田 みなみ

    チーフデザイナーとしてパッケージを中心に担当しています。具体的には、パンやゼリー、ジャム、化粧品やネイルのパッケージ。そして、リーフレットなどの販促物、機関誌などの冊子…