- [担当教員]
- 白根ゆたんぽ
中谷靖彦|本校非常勤教育職員
描いてひらく
当ゼミはグラフィックデザインの一要素であるイラストレーションを多角的にとらえ、前期では共通の課題、 後期では各自の作品ファイル制作による実践・講評を 繰り返し、「1枚1枚を描き上げる力」「描いて伝える力」をつけてきました。共通テーマにある「ひらく」 は開く、拓く、などいろいろな使い方のできる言葉です。この開放的なキワードを元に、卒業制作を最終目標とするのではなく、卒業後、つぎの世界へ学生が進んでいくためのステップととらえています。

山口情報芸術センター[YCAM]
パンフレット表紙「INSIDE OUT 01」
白根ゆたんぽ(しらね・ゆたんぽ)
イラストレーター。1968年埼玉県生まれ。桑沢デザイン研究所卒業後フリーのイラストレータになる。雑誌、広告などの各種印刷媒体、Webコンテンツ、企業キャンペーンなどにイラストを提供。クライアントワークのほか個展開催、企画展への参加など多数。
学生作品

学生作品「ゴールデン ボーンズ─105匹犬と猫3匹の勇者たちの水滸大冒険」中国四大奇書(しだいきしょ)の一つ『水滸伝』に基づいて、味方の登場人物をデザイン。犬猫のキャラクターを描いた。

学生作品「Pearl」“自分が生み出したイメージ”ではなく、“どこかに息づく得体の知れない存在”の生態に思いを馳せるような感覚。その生態の無意味さに安心しながら、彼らの姿を絵に起こした。