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浅葉克己+GOO CHOKI PARゼミ
[担当教員]
浅葉克己
GOO CHOKI PAR
林 加楊(書家)
川畑明日佳(本校専任教育職員)
※2024年度より浅葉克己+菊地敦己ゼミに変更となります。
地獄、極楽の春、夏、秋、冬。
2023年の浅葉ゼミは学生18名、その内留学生7名の国際色が豊かな教室だった。そして、若手No.1として話題の多いGOO CHOKI PAR(浅葉球、飯高健人、石井伶)を迎え、日本の若手は何を考えているかを実践教育してもらった。
桑沢デザイン研究所の深い根っこの部分には、ドイツで誕生したバウハウスの教えがある。
学校の門をくぐるとまず最初に眼に飛び込んで来るのが、創立者桑澤洋子の胸像(佐藤忠良作)。そのバックにはドイツのバウハウスの創立者で初代校長のグロピウスが桑澤洋子所長を訪問した日の写真と、グロピウスの言葉が掲げてある。
「私はここに素晴らしいバウハウス精神を見出したが、これこそは私がかねてから待ち望んでいたものであり、東洋と西洋の間にかけ渡された、往来自由の創造な橋である。あなたがたに大きな成功を!」ワルター・グロピウス1954(勝見勝訳)
バウハウス100年を記念して、デッサウ校、ワイマールの大学、ベルリンのバウハウス資料館を訪問した。記念に立派な美術館がデッサウ、ワイマールに出来ていた。桑沢デザイン研究所も70年を迎える。
ロシアのウクライナ侵攻、イスラエル・パレスチナ間の紛争、外は地獄だ。日本は極楽だと思っていたら元旦に能登半島地震、震度7は怖い。地球上には悪い気がたちこめている。表現でパッと明るくしたいものだ。
「MISAWA BAUHAUS 2020」Asaba Katsumi
Tokyo 2020 Paralympic gamesiconic poster “Paralympian”
浅葉克己(あさば・かつみ)
1940年神奈川県生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。75年浅葉克己デザイン室を設立。代表作に西武百貨店「おいしい生活」、武田薬品「肉体疲労にAじゃないか」、ミサワホーム「ミサワデザインバウハウス」、イッセイミヤケのロゴなど。日本アカデミー賞最優秀美術賞、亀倉雄策賞、紫綬褒章、旭日小綬章など受賞歴多数。桑沢デザイン研究所第10代所長、卓球は六段の腕前。
GOO CHOKI PAR
浅葉球、飯高健人、石井伶の3人のグラフィックデザイナーで活動するデザインユニット。言語・思考を超えた「ビジュアルコミュニケーション」を主軸とし、様々な領域で創作活動を行っている。これまでにRedbull、ISSEY MIYAKE、NIKE、「東京2020大会パラリンピック」のアイコニックポスター、2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」のタイトルロゴなどを手がけている。
学生作品
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学生作品「コダマムシ」
文字は時としてヒトを傷つけ、欺き、また、時としてヒトを癒し、背中を押してくれる。文字はヒトによって、地獄と極楽を同時につくり出す存在だった。悠久の時が過ぎ、ヒトの時代が去った後、新たなる存在によって掘り起こされた文字たちは、どのように映るのだろうか。 -
学生作品「験担ぎ -Genkatsugi-」
古くから縁起がいいとされるものたちは、想像するよりも時に遥かに爆発的で動的なエネルギーを感じさせる存在になる。