- [担当教員]
- 伊藤 透
中野 恵|本校非常勤教育職員
永沼真一郎|本校専任教育職員
「美しい」をデザインする
美しい人、美しいもの、言葉、風景など、この世界は「美しい」であふれています。人は何を美しいと感じるのか。人はなぜ美しさを求めるのか。このゼミでは、各自が「美しい」と感じるテーマを選び、それを元に商品の企画とデザインを行います。立体、平面、質感、色彩、象徴、言葉を複合的に扱い、新しい価値をもつ「美しい商品」のデザインをつくっていきます。授業は実際のデザイン開発プロセスに沿って進めますので、実戦的かつ総合的な知見を得ることができます。

伊藤透 パッケージデザイン「イプサ メタボライザー」
伊藤透(いとう・とおる)
千葉大学工業意匠学科卒業。株式会社資生堂、仏カレ・ノアール社勤務の後、独立。化粧品を中心としたさまざまな分野のパッケージ・プロダクトデザインを手がける。株式会社エスキース代表、 (公社)日本パッケージデザイン協会・元理事長、千葉大学非常勤講師。
学生作品

学生作品「IAM」男性らしさ、女性らしさをコンセプトに、人間の骨格をテーマにしたフレグランスボトル。IAM:M(男性型)は迫力、重量感、角ばったフォルムを直線を用いてデザインし、IAM:W(女性型)はしなやかさ、凹凸、丸みのあるフォルムを曲線を用いてデザインした。男女の骨格の対比とそれぞれの美しさ、人間の芯の強さを表現している。

学生作品「Muey」生き生きとした美しさをテーマに、群生のきのこをモチーフにしたスキンケアボトル。土地や木から生えてききのこが、色々な方向に向いている姿をボトル全体で表現した。中身が見えるためにボトルの上からグラデーションをつけてデザインし、一緒に机に並べるとバリエーションがたくさん見えるようにした。