2018.10.25〈国際交流〉2018年10月17日 ロンドン視察〜建築家編
ロンドンのデザイナーさん&事務所視察
特別:建築家編
- Rogers Stirk Harbour + Partners: RSHP リチャード・ロジャースさん
ありがとうございました。

Rogers Stirk Harbour + Partners: RSHP リチャード・ロジャース / Richard Rogers さん
リバーサイド男爵(Baron Rogers of Riverside)という一代貴族の位も持つ建築家のリチャード・ロジャース先生。85歳、超大物すぎて日本語の時の敬称すらわからないのですが、今回は一応「先生」にさせてもらいます。浅葉先生の本とISSEYさんのお寿司を持って訪問させていただきましたー!

RSHPの新しいスタジオは、あの「ロイズビル」の隣に建った、もちろんRSHPの作品である「レドンホール・ビルディング(Leadenhall Building)」に入っています。8年前にRSHPの展覧会のお仕事をさせていただいた時はまだ模型だけで、その形から「チーズグレーター(チーズ削り器)とみんなで呼んでいたレドンホール・ビルディングが完成していてこれまた感動的な訪問となりました。

あの「ロイズビル」の道路を挟んで向かいに建っている、2つのビルが並んだ外観だけでも非常に感動的でした。

RSHP のみなさんとは、ポンピドゥーセンターでの開館30周年記念の個展をはじめとして、各国の美術館での巡回展の展示で一緒にお仕事させていただいていました。先生にお会いするのも台湾でのオープニング以来で8年ぶり。

レドンホール・ビルディングにもやっぱり卓球台がありました!さすがロンドン。

廊下の窓のど真ん中にセントポール寺院が見えたり、ロイズビルが仕事中にいつでも見えるんですよ!と、窓からの景色ももちろんこだわってます。

オフィス内は、ヒースローT5を彷彿とさせる天井ライトがズラリと並び、コンピューター・サーバーの裏のワイヤーのカラーコーディネートにも苦心したという、RSHPらしいこだわりの色使いの内装でした。

巡回展の時に一緒に美術館を回ったRSHPのビッキーさんの案内で、新しいオフィスを見学させてもらいました。英国北部出身のビッキーさんは「最近、マッカランのウィスキー蒸溜所が完成したんですよ!」と嬉しそうに教えてくれました。RSHPらしい流れるような屋根と自然との一体感がすごい建物でした。

模型がずらりと並ぶ一帯。今も空港2つと、なんやかやと大きなプロジェクトが進行中だそうです。空港2つ!の時点でやっぱり桁違いなのでした。

ビッキーさんにも「お寿司」をお土産として進呈。隣のロイズビルが仕事中にいつも見えるんですよ、というお話でしたが、確かにかなり迫って見えます!

以前は何階にも分かれていた事務所が、ワン・フロアになったことでコミュニケーションが取りやすくなったそうです。

そしてRSHPの建築といえば、トイレ!なわけですが

建物の外観と同じ三角の特注「レドンホール・シンク」を使っていて、こだわりまくっています。さすがRSHP。

リチャード先生、奥の机で作業中!

浅葉先生の切り抜きと笑顔で撮影!

大御所あるある、記憶力がいい!ということで、リチャード先生も私のことをよく覚えてくれていました。「丁度ミーティングに行くんだよ」というリチャード先生と一緒に帰ることに。

リチャード先生のタクシーに図々しくも相乗りさせてもらい、途中まで送っていただきました。

ロイズビルとリチャード先生!

リチャード先生とはご家族の(孫が13人になった!)話やエイブさんの事務所の話なんかをしつつ…

先日訪問した「FRIEZE ART FAIR」に。(ちなみにこのロゴはGTFさんの作品です!)

出店していた奥さまのルースさんのレストラン River Cafe で30周年記念の本にサインしていただいたので、そのお話もしました。

ルースさんはグラフィックの勉強をしていたので River Cafe の本はいつもとても綺麗なんです。ルースさんとも在英アメリカ大使のための本を一緒に作ったことがあり、そのこともちゃんと覚えていらっしゃいました。大御所は記憶力がいい!!!

タクシー内でリチャード先生と記念撮影。「やっぱり日本人の建築家はいいよねー」と変わらず日本びいきなお話もしてくださり、とても嬉しかったです。

ピンクと黄色大好きなリチャード先生の可愛い時計も試させていただきました!素晴らしい時間をありがとうございました!!