在校生インタビュー

少人数のクラスだからこそ
先生にたくさん質問ができる
総合デザイン科3年 ファッションデザイン専攻東野桃子
- 2002年東京都生まれ
- 2021年東京都立狛江高等学校卒業
- 内定先:株式会社yutori
- 2002年東京都生まれ
- 2021年東京都立狛江高等学校卒業
母が美術大学出身だった影響もあって、小学生の頃から美術系の学校に行こうと思っていました。進学する際に美大か専門学校か決められずにいたとき、デザイン系の高校に通っていた友人に〈桑沢〉の存在を教えてもらい、説明会で在校生の作品を見て、入学したいと思いました。決め手は、1年次に広い分野を学ぶことができる点です。
人見知りで要領の悪い私が苦労したのは、大量の課題です。しかし、勇気を出して先生や同級生に質問したり、話を聞いたりすることがモチベーションにつながり、周りの人の力を借りることで乗り越えられました。
1年次の「基礎デザイン」のハンドスカルプチャーの授業は忘れられません。木材をひたすら削って、心地よいかたちをつくるのですが、美しいかたちとは何か?正しい答えはありません。「どうしてこんなことをするんだろう」と結局、最後までわからないままでした。
しかしファッションデザインを専攻して「自分が好き、美しいと思うのはどういうものなのか」をはっきりと認識できたことで、デザインとしっかり向き合えるようになりました。もしも、またハンドスカルプチャーを制作する機会があったら、1年次のときとはまったく違うものができると思います。
先生は第一線で活躍しているデザイナーで、そのアイデアや助言は、私が思ってもみなかった新鮮な視点から授けられます。また、長所や足りない部分を客観的に指導していただけたので、自分が取り組むべき次の課題が明確になりました。
ファッションデザイン専攻のクラスは少人数で、最初は不安でしたが、人数が少ない分、先生と密なコミュニケーションができます。デザインのことだけでなく、今後の自分の人生についても学ぶことができました。