2026年04月14日 - 07月27日 東芝ライフスタイル株式会社と「SHIBUYA LIFE-X PROJECT」を実施

ファッションからプロダクトへ。未来の暮らしを考える
昼間部ファッションデザイン専攻では、2026年4月から7月にかけて、東芝ライフスタイル株式会社「Tokyo Design Center(TDC)」と共同で「SHIBUYA LIFE-X PROJECT」に取り組みました。
本プロジェクトでは、渋谷に集まる若い世代の感性や多様な価値観を起点に、10年後のファッションやライフスタイルの可能性を探りました。
昼間部ファッションデザイン専攻の2・3年生23名が参加し、渋谷でのフィールドワークやグループディスカッション、発表を重ねながら、街で見つけた気づきをもとに未来の暮らしを考えました。
そして、学生たちの提案から着想を得て、TDCのデザイナーが6つの未来の家電プロダクトを創出。7月27日の最終プレゼンテーション「SHIBUYA LIFE-X PROJECT Final Showcase」で、学生たちに披露されました。
今回は、渋谷の街を観察するところから始まり、学生たちのアイデアが未来の家電へと展開されていったプロジェクトの過程をご紹介します。
1|渋谷を歩いてアイデアのきっかけを探す

初回の授業では、渋谷の街を歩き、これからのファッションやライフスタイルを考えるためのきっかけを探すフィールドワークです。
学生たちは、5つの価値観を手がかりに渋谷を観察しました。
・ Shape Your Look|自分らしい見た目を「つくる」
・ Curate Your Taste|世界観を「キュレーションする」
・ Cherish Your Favorites|好きを「愛でる」
・ Wear the Music|音楽を「纏う」
・ Create Your Moment|自分の時間を「楽しむ」
街を歩きながら、気になったファッションや人、もの、風景などを写真に記録し「なぜ気になったのか」「そこからどんなことを感じたのか」を課題シートに書き出していきます。
同じ渋谷を歩いていても、目に留まるものや感じることは一人ひとり異なります。街の中で見つけた自分なりの発見を持ち寄り、10年後のファッションやライフスタイルを考えるための材料を集めていきました。
2|発見をもとに10年後の暮らしを考える

フィールドワークで見つけたものや感じたことを持ち寄り、学生とTDCデザイナーが合同でグループディスカッションに取り組みました。
それぞれの視点を共有し、5つの価値観を手がかりに、未来の渋谷のファッションやライフスタイルについてアイデアを広げていきます。
まずは自分たちが考えた未来像を発表し、互いの意見を聞きながらアイデアを検討。その後もディスカッションやTDCデザイナーとの対話を重ね、最初に考えたアイデアを見直しながら、より具体的な提案へと発展させていきました。
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6月には、これまでの検討を経て「10年後の渋谷ファッション」と「未来のライフスタイルの兆し」をテーマに最終発表を実施。
フィールドワークで得た発見をもとに考えた未来のファッションや暮らしを発表しました。
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3|学生が考えた「10年後の渋谷」
ここでは、最終発表で学生たちが提案したアイデアの一部を紹介します。
「音楽を着る」未来のファッション


「音楽を聴く」から「音楽を着る」へ。音響機器を衣服に取り入れ、音楽とファッションが一体となる未来のスタイルを提案。音楽に合わせて光やホログラムが動くなど、日常の中で音楽を身につけて楽しむ新しい暮らしを表現。
古着とテクノロジーで新しいファッションをつくる


古着やお気に入りのアイテムを大切にしながら、最新技術を使って自分だけのファッションをつくる未来を提案。服のパーツや古着の生地を自由に組み合わせられる裁縫ツールを考え、手を動かして「好き」を形にする、新しいスタイルを表現。
「好き」を身につける未来のスタイル


渋谷で見かけた個性的なファッションや「好き」を身につける人々に着目。量産化が進む未来の中でも、自分の「好き」を自由に表現できるスタイルを考え、好きなものを身につけられるコートや、写真やイラストをプリントできる技術で、「好き」を纏うファッションを提案。
仮面から生まれる新しいコミュニケーション


原宿の「カワイイ」やサブカルチャー、テクノロジーに着目。仮面によって匿名性を高め、心拍に合わせて動く耳やしっぽで感情を表現することで、周囲の目を気にせず自己表現を楽しめる未来のスタイルを提案。身体の動きやシルエットにも個性を持たせ、ファッションと新しいコミュニケーションのあり方を表現。
日常の体験を自分らしくキュレーション

日常生活における心理的・物理的な障害に着目。「歩く」ことによる衝撃や日光をエネルギーへ変換する機能性ウェアや、立体投影やVR技術を活用して、離れた場所でも隣にいるような感覚で買い物や会話を楽しめるツールを提案。日常の移動やコミュニケーションをより楽しく効率的にする、新しいライフスタイルとファッションのあり方を表現。
都市の動きをファッションで表現


スクランブル交差点の人の流れやすれ違いに着目し、衣服の揺れやシルエットで都市の動きを表現。人混みの中でも埋もれず、自分らしさを保ちながら、都市の動きとともに変化する未来のファッションを提案。
4|学生のアイデアが、未来の家電へ

学生たちによる最終発表を終えた後、TDCのデザイナーは、学生たちの提案から着想を得て、未来のライフスタイルを実現する家電プロダクトの創出に取り組みました。そして7月27日、東芝ライフスタイル株式会社 Tokyo Design Centerのオフィスにて、最終プレゼンテーション「SHIBUYA LIFE-X PROJECT Final Showcase」が行われました。
Final Showcaseでは、学生たちがこれまで授業の中で考え、発表してきたアイデアをもとに制作された6つのプロダクトが紹介されました。
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光や動きなどの機能を備えたモックが披露されると、学生たちは次々に手に取り、実際に動かしながらTDCのデザイナーに質問していました。ファッションから生まれたアイデアが、家電という異なる領域で新たなプロダクトへと形を変えた姿に、学生たちは興味津々の様子でした。
ここからは、TDCのデザイナーが創出した6つの未来の家電プロダクトをご紹介します。
Shape Your Look|自分らしい見た目を「つくる」
Smart Mirror|未来のスタイリング体験
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学生の提案から着想を得て生まれたのが、AIを活用したスマートミラー。
その日の気分や天気などに合わせてAIがコーディネートを提案し、バーチャル試着や衣類管理、着回し提案などを行います。
毎日のスタイリングを通して、自分らしい見た目をつくる新しい体験を提案。
Style Reset|ハンディスチーマー
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バッグに収まるコンパクトなサイズで、外出先でも手軽に衣類を整えられるハンディスチーマー。
シワを伸ばすだけでなく、その日の気分やシーンに合わせて自分らしいスタイルを整える、新しいファッションデバイスとして考案。
Curate Your Taste|世界観を「キュレーションする」
Style Printer|ハンディプリンター
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街で見つけた風景やグラフィティ、好きなものなどをファッションに取り入れるハンディプリンター。
撮影した画像からAIがプリントデータを生成し、衣服やファッションアイテムにプリントすることで、自分の感性を身につける新しいファッション体験を提案。
Style Fusion|ハンディミシン

AIが素材に合わせて制御し、糸を使わずさまざまな素材を接合できる無縫製クリエイションツール。
着用したままシルエットや丈を調整するなど、既製品を選ぶだけではない、自分だけのファッションをつくる可能性を提案。
Cherish Your Favorites|好きを「愛でる」
Private Showcase|衣類洗濯機&ショーケース

お気に入りの服を飾りながら、オゾン洗浄や除菌によるケアができるパーソナルショーケース。
服を収納するだけでなく、選ぶ時間や眺める時間まで楽しむことで、「好き」を暮らしの中で大切にする新しいスタイルを提案。
Wear the Music|音楽を「纏う」
Wearable Audio|ウェアラブルオーディオ

フーディーやジャケットなどの衣服、サングラスやグローブにオーディオ機能を融合。
服を着ることそのものが音楽を楽しむことにつながる、新しいライフスタイルを提案。
Create Your Moment (自分の時間を“楽しむ”)

コンセプトムービー「SHIBUYA Future Fashion & Lifestyle 2036」
4つの価値観が重なり合うことで生まれる、新しいライフスタイル。
お気に入りを大切にし、音楽を身に纏い、自分らしいスタイルをつくり、世界観を自由に表現する。
その先にあるのは、「自分らしい時間を楽しむ」という新しい暮らし。
このムービーは、2036年の渋谷を舞台に、創出された未来の家電6プロダクトが織りなす新しいライフスタイルを描いたショートストーリー。
5|ファッションからプロダクトへ
今回のプロジェクトでは、2・3年生が合同で授業に取り組み、それぞれの視点や考えを共有しながら、10年後のファッションやライフスタイルについて考えてきました。
学年の異なる学生同士や、TDCのデザイナーとの対話を重ねる中で、ファッションだけにとどまらず、これからの暮らしへと視点を広げながらアイデアを深めていきました。
渋谷の街で見つけたものをきっかけに考え、意見を交わし、発表する。そうして生まれた学生たちのアイデアは、TDCのデザイナーによって、6つの未来の家電プロダクトへと展開されました。
ファッションとして考えていたアイデアが家電という異なる分野へ展開されることで、新しい使い方や暮らしの風景が見えてきて、未来の暮らしや体験を考える新たな視点につながったようです。

関連リンク
東芝ライフスタイル株式会社「SHIBUYA LIFE-X PROJECT」
https://www.toshiba-lifestyle.com/jp/press/2026/08/05/4251/
東芝ライフスタイル株式会社 Tokyo Design Center
https://www.toshiba-lifestyle.com/jp/corporate/rd/design/



















