日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

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卒業生インタビュー

西尾 健史

デザイン専攻科 スペースデザイン専攻
2008年卒業

西尾 健史 / インテリアデザイナー

西尾 健史

インテリアデザイナー

  • 1983年長崎県に生まれる
  • 2009〜2012年建築設計事務所に勤務
  • 2012年DAYS.設立

空間デザインを中心に、家具製作、ワークショップの主催など幅広く活動しています。共通しているのは「人とモノ、人とまちの関わり方」です。きっかけは東日本大震災でした。当時は設計事務所に勤めていましたが、復興のために自分にできることを模索しました。大工なら家を建てれるし、料理人なら食事をつくれる。
ではデザイナーは目の前の人に対して何ができるだろう、と。それを機に生活観だけでなく仕事観も変わりました。例えば椅子をデザインするときでも、完成品の少し前段階から使い手に関わってもらう提案をするようになりました。素材やプロセスを提示して、制作に参加してもらう。すると、もし壊れたときでも、買い替えるほかに修理という選択肢が生まれます。いわば、関わり方をデザインしているわけです。

〈桑沢〉では既成概念をどう壊すかを学びました。印象に残る渋谷をテーマにした課題では、自宅から学校までの地図をコラージュして、家の間取り図として再構成する図面をつくりました。その意識はいまも一貫していて、例えば、近くにある銭湯や仲間の集まれる食堂は、自分にとっての離れのお風呂やダイニングスペースのように捉えることができるなど、住んでいるまち全体を使って暮らしの間取りを描くような意識を持っています。
地域のまちづくりグループと共にまちなかでイベントを企画したりと、まちとの新しい関わり方のなかから、豊かな暮らしとは何か、と試行錯誤する日々です。

 <インタビュー 2014年3月>©桑沢デザイン研究所

西尾 健史

Ever and Never: the art of PEANUTS。森アーツゼンターギャラリーで2013年に開催のスヌーピー展のための物販スペースの設計

西尾 健史

左)Play Wood Light 右)U chair。石巻工房と協力した家具

 <インタビュー 2014年3月>©桑沢デザイン研究所

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