日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

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卒業生インタビュー

栁瀨さとみ

総合デザイン科 ファッションデザイン専攻
2007年卒業

栁瀨さとみ / 企画

栁瀨さとみ

企画

  • 1985年愛知県生まれ
  • 2004年千葉明徳高等学校卒業
  • 2014年株式会社チリア入社

よいデザインをすれば
すぐに現場につながる授業

入社して8年目で、今はオートクチュールビーズ刺繍キットや通信講座の教材などの企画制作を手がけています。

入社当初は、アクセサリーなどの商品管理をしていました。その後、チリアエンブロイダリースタジオの講師を担当し、キットの制作や商品の制作も行うようになりました。さらに、新型コロナウイルスの影響で通信講座に力を入れ始めることになり、その担当となりました。対面で行っていた講座の教材を通信講座用にするために、テキストを新しくつくり直したり動画を制作したりして、社内のグラフィックデザイナーの協力を得ながら全体をまとめる仕事をしています。

また、ホームページやインスタグラムの写真も、商品の「ここがかわいい」「このテクニックが凝っている」というアピールポイントに対して、その部分をクローズアップする撮影を提案しています。

さらに商品を売り出す際にターゲットとする顧客層を意識して、そこに向けたテキストも作成しています。企画から構成、販売までを行っているので、これまでに商品管理や講師などを経験したことが役に立っています。〈桑沢〉の授業で特に印象に残っているのは、時計制作の課題でしょうか。デザインの最前線で活躍されている先生の指導のもとで模型を制作するという、かなり本格的な授業でした。学生の作品の提案が面白い時には、「とてもよくできているから、うちの会社のプレゼンテーションに持っていこう」という話になりました。先生は真剣に見てくださり、優れたデザインのものであれば、たとえそれが学生の作品でも会社のプレゼンテーションに採用される。授業は学ぶためだけのものではなく、よいデザインをすればダイレクトに社会への門が開かれるという衝撃的な瞬間に立ち会いました。

私は服飾を手がけたくて〈桑沢〉に入学し、ファッションデザインを専攻しました。他の服飾の専門学校が教えるのは、主に技術的な部分。〈桑沢〉の強みはそこではなく、デザインの考え方、アプローチの仕方を徹底的に教えてくれるところです。デザインする際の構図や配置の仕方などさまざまな基礎を培いました。また、写真の撮影や色の使い方は今の仕事に活かされています。服を制作するにあたって、テクニックだけではないデザイン性を重視した授業。ファッションデザインの技術面だけを学んでいたとしたら、服を正面からだけでしか見られなくなっていたでしょう。〈桑沢〉では、制作する中でイメージをふくらませ、完成までの過程をさまざまな方向から見えるように学ばせてくれたと、今、社会に出てから実感しています。

 <インタビュー 2022年3月>©桑沢デザイン研究所

栁瀨さとみ

上:「通信講座応用コース」 基礎をマスターしている方に、より深くオートクチュールビーズ刺繍が学べる通信講座
下:「通信講座基礎コース」 オートクチュールビーズ刺繍をはじめる方に、基礎からしっかりと学ぶことができる通信講座

 <インタビュー 2022年3月>©桑沢デザイン研究所

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