在校生インタビュー

仕事をしながらの2年間
実践の幅とクオリティが向上
デザイン専攻科 ファッションデザインコース 2年足立 早里伊
- 神奈川県生まれ
- 北鎌倉女子学園高等学校卒業
- 帝京女子短期大学卒業
- 勤務先 株式会社キタムラ
ハンドバッグの営業企画をしながら〈桑沢〉に通っています。働き出して15年ほど経った頃、つぎのステップを踏み出すためには技術や経験が充分ではないと、行き詰まりを感じるようになりました。そこで夜間で学べるところを探し、やりたいことが全部カリキュラムにあった〈桑沢〉に入学しました。
当初はミシンの使い方はおろか、デザイン用語もわかりませんでした。でも、大切な授業を聞きもらすのはもったいなくて、必死で授業についていきました。もっと上達したくて「どんなふうに発想したの ?」「コラージュってどうするの?」などと友達同士で教え合ったり、よい作品をほめ合ったりしました。
仕事でも役立つと感じた授業は1年次の「構成」です。使用するのは10センチくらいの正方形の紙。ただ色を塗るだけではなく、筆を叩きつけたり焼いたりしたらどう見えるのか。たった1枚の紙でも、さまざまな表現ができることを体感できたのは、とても勉強になりました。
働きながら〈桑沢〉で学ぶ2年間。知識が増えて技術的にも向上し、仕事でできる範囲が広がりました。特に発想の仕方には自信がつきました。学んだことを仕事で実践しようというモチベーションも高くなり、クオリティは前よりも断然に上がっています。
<インタビュー 2019年3月>©桑沢デザイン研究所
上司の方からのメッセージ
「壁を越えたい !」といい出したとき、 会社と学業の両立は難しいだろうと内心危惧し、さらに彼女の感性の泉も枯渇するのでは ? と心配しました。ところが学校で学ぶうち、創造力という武器に磨きがかかり、クリエイティブの泉がこれまで以上に湧き出しました。いま、「目に見えないものをつくる !」という彼女の挑戦・信念を応援し続けます。