日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

大学を卒業してバリスタを目指していたのですが、新型コロナウイルスの影響で断念。でも自分がバリスタになりたい理由を掘り下げた時、人が集まる空間が好きだからということに気づき、その空間をつくる仕事に興味が湧いて〈桑沢〉に入りました。
クリエイティブなことにはもともと興味があったのですが、入学当初は自分に技術がないことが不安でした。でも、クラスには私と同じように大学から入学した人や社会人もいて、助け合いながら取り組める環境でした。
刺激を受けた授業は「夜間レクチャー・シリーズ」です。ジャンルを問わずものづくりに携わる方々による講義の中で、とりわけ美容師の方の講義が印象に残りました。美容師はデザインとは分野が違うと思っていましたが、見せてもらったヘアスタイルのスケッチが驚くほど美しく目を奪われました。デザインにおいて、ジャンルは関係ないという認識が私の中で一気に広がりました。
デザインとは、形の格好よさばかりに囚われず、使いやすさを考えることです。実はそれがとても難しく、先生からはよく「引き算しろ」と指摘を受けました。自分の個性を抑えつつ、使う人のことを考えて引き算する重要性を考えさせられました。
〈桑沢〉で学んだことで、普段の生活で気づかなかったことに意識が向くようになりました。もののディテールやよさに気づくと、日常生活が豊かになります。今まで使っていなかった脳みその部分が活性化する感じです。それもまた〈桑沢〉での学びによって成長したと実感しています。