在校生インタビュー

何でもないものを驚きに変換できる、デザインの力
総合デザイン科3年 スペースデザイン専攻瀧波 悠
- 1991年神奈川県生まれ
- 2010年横須賀学院高等学校卒業
- 内定先:株式会社スペース
- 1991年神奈川県生まれ
- 2010年横須賀学院高等学校卒業
大学では経営を学んでいましたが、経営側とデザイン側、両方から見られる広い視点が欲しいと思い、夜間の「基礎造形専攻」を1年受講しつつ受験勉強をして、〈桑沢〉の総合デザイン科に入学しました。クラスは半分くらい非現役生で、学ぶ意欲が高く、切磋琢磨の日々でした。年齢差があっても、課題が大変なのはみな同じなので、自然と仲良くなっていきます。
1年次の基礎デザインのビジュアルの授業での「ダンボールを使って新しいものをつくる」という課題が印象的でした。パソコンの検索機能を駆使しても出てこないようなものをつくれ、と。みんな一生懸命つくっても、ほぼダメ出し。見たことないものなんて、そう簡単にできるわけじゃない。私は指が痛くなるまでひたすらダンボールを揉み込んで、それで服をつくったら、高評価を得られました。どこでも手に入る普通のものを、視点を変えることで驚きに変換できるという、デザインの力を感じた瞬間でした。
4月から、店舗や公共施設の空間をデザインする会社に就職します。デザインは、人と人、人ともの、人と空間をつなぐコミュニケーションの関係性。より広い視野を持ち、社会でも修練を重ねて、自分らしい空間デザインをしていきたいと思います。