SD
藤森泰司+
篠崎隆ゼミ
[担当教員]
藤森泰司
篠崎隆
髙平洋平(本校専任教育職員)
※2024年度より篠崎隆ゼミに変更となります。
日常を観察し、身体と関わるデザインへ
身体と関わるデザインを考えます。ゼミ前半は自身の日常をていねいに観察し、そのなかからじっくりとテーマを導き出していきます。後半はそのテーマに基づいて、デザインとして何ができるのかを探り、具体的に形にしていきます。言い換えれば「家具」を考えることになりますが、その概念はより広がっていくでしょう。現代に生きている我々だからこそできるデザインを見つけましょう。
藤森泰司 RINN/arflex(2011)
藤森泰司(ふじもり・たいじ)
家具デザイナー。東京造形大学卒業後、家具デザイナー大橋晃朗に師事。長谷川逸子・建築計画工房を経て藤森泰司アトリエを設立。2023年12月、在職中に他界。
篠崎 隆(しのざき・たかし)
建築家/デザイナー。東京藝術大学大学院修了。建築設計事務所勤務を経てアスタリスクスタジオ設立。建築・インテリア・プロダクト・グラフィックなど各種設計。
学生作品
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学生作品「Voile」
この作品は照明器具が光に形を与えるのではなく、光がランプシェードを満たすことで照明器具に形を与えるというコンセプトの探求である。二次元と三次元の間の空間に大変興味を持ったことを軸として作成した。風が帆を満たして形を与えるように、光で満たされるオブジェを目指し、フランス語で「帆」を意味するVoileと名づけた。 -
学生作品「hako.ma.ko」
本来は別の形や用途だったものが、他のモノの介入によって新しく形や用途を変える。この現象をモノ同士の介入が多い「棚」という分野で再構成した。側面をルーバー状にすることでハコ同士を組み合わせたときにものを入れる隙間を形成した。間にモノを入れるとモノの大きさや形に応じて箱が傾き、形を変化させる。モノを抜くと連結はなくなり、個別のハコへと戻っていく。