2018.10.18〈国際交流〉2018年10月16日 ロンドン視察〜プロダクトデザイナー編
ロンドンのデザイナーさん&事務所視察、プロダクトデザイナー編です。
プロダクトデザイナー編:
- Ron Arad Studio ロン・アラッドさん
- Industrial Facility サム・ヘクトさん
ありがとうございました。

Ron Arad Associates ロン・アラッド / Ron Arad さん
ロン先生のオフィスは、カムデンタウンの北にあります!

ロン先生の作品がずらりと並ぶオフィス。
バルセロナの AGI でご一緒した浅葉所長のことも覚えていて、動画のメッセージをいただきました。浅葉先生からのプレゼント「ASABA カラフル卓球の球セット」を気に入ってくれて、大喜び。

ロン先生が直々、オフィス内を案内して作品を説明してくださいました。ネガ&ポジになっている、という、Big Easy Chair?どう作ってるの??です。

ロン・アラッド先生は、私が学生だった時の RCA の学部長の先生で、会うのも10年以上ぶりしたが、さすが大御所、記憶力もいい!ということで、私のこともよく覚えていてくれました。

大規模プロジェクトをやっている建築チームのみなさん!みなさん優秀そう!

ちょっとアントニー・ゴームリーみたいですが、この後でてくるすべてのロッキングチェアーの「型」となっている「見えないけど見える」君。

大型作品の展示室!

桑沢でもかなりノリが良い方の教員2人が揃って訪問して、ロン先生の大型作品に乗って、きゃあきゃあ遊んでいたらロン先生もノッてきました!

携帯で撮影を始め、ロン先生撮影の「遊んでいる模様」が、ronaradstudio のオフィシャルインスタにアップされています。「凄いー!」しか言っていないのですが、どの作品も本当に凄いんだからしょうがないです。

これにも乗っちゃう??とノリノリのロン先生。

作った本人だから思い切ってロッキングできますー!

最近作ったというアインシュタインの本も見せてくれました。RCA で一緒に学んだマーカスくんが見せてくれました~。

本文全て切り抜きなのですが、なんと3Dプリンターで一気にプリントしたという。すごいー!!!です。

もうプロダクトデザイナーという枠には、ハマりそうにない作品を作り続けるロン・アラッド先生。「毎日来たら良いよー」というくらい訪問を楽しんでくれたので、また伺います!!!ありがとうございましたー!

Industrial Facility サム・ヘクト / Sam Hecht さん
日本でも無印やヤマハの商品デザインでおなじみ!の Industrial Facility さん。

クラークンウェルの静かな通りにオフィスはありました。向かいのパブも1720年からやってます。後2年で300年営業!!歴史ある地区ですね。

2002年にサム・ヘクトさんとパートナーのキム・コリンさんとで設立された Industrial Facility は、シンプルながら機能的なデザインで、英国内外で評価が高く、多くのファンを集めるデザインスタジオです。

サムさんとコリンさんとは、8月にNZのデザイン会議でお会いしたのですが、「その時に卓球が大好きだということを浅葉所長に伝えそびれたんですー」と残念そうにおっしゃってました。1階の作業机も特製の卓球台兼机で「毎日練習してます!」と気合が入っていました。

これもちょっと卓球のラケットに見えるね。と、お茶目なサムさん。深澤直人氏が設立した IDEO JAPAN に、勤務していたこともあるので、サムさんはちょっと日本語もしゃべれるんです。

すっきり機能的なオフィスでお仕事中のみなさん。

浅葉先生を股割きー!今は何年も続く大きな家具のプロジェクトで忙しいそうです!

2018年には Phaidon 社からついにインダストリアル・ファシリティの200以上のプロジェクトを収録した初めての書籍が出版されました。デザインは前述の GTF さん。それぞれのプロダクトが生活の一部として、ストーリーのように紹介されている画期的な書籍です。日本でも買えますので読んでみてくださーい!ありがとうございました。