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2027年度一般入試A/B日程 問題・参考解答(エクスペリエンスデザイン専攻のみ)

2027年度に新設する専攻デザイン科(夜間部)エクスペリエンスデザイン専攻の一般入試A・B日程の試験問題及び参考作品をご紹介します。
※作品は、既存専攻の在校生が制作しています。

学校説明会では、こちらの参考作品の実物を展示しておりますので、ぜひご来場ください。

専攻デザイン科(夜間部)エクスペリエンスデザイン専攻
一般入試A・B日程

試験概要

出願時に「課題作品(A3サイズ、ヨコ)」を提出し、試験当日はそれをもとに面接選考をおこなう。
面接には、事前に用意した自己PRのための資料(デザインに限らず仕事・学業・研究・活動などや、制作した作品またはその写真や制作意図をまとめたもの)を持参しても良い。

エクスペリエンスデザイン専攻

【課題テーマ】
将来の目標や自分の好きなデザインやコンテンツ、印象に残る体験などについて、文章とともに視覚的に表現する
※1枚に全て手書きで表現する。紙・画材は自由。

【課題作品サイズ】
A3ヨコ(420×297mm)

【評価のポイント】
・単なる事実の羅列ではなく、自身の好きなものに対する独自の分析や深い理解(主観的な気づき)があるか
・「体験」の本質を客観的に捉えられているか
・人とモノの接点(UX)や、空間・時間が人に与える影響まで思考が及んでいるか
・「コアメッセージ(将来の目標やビジョン)」が整理され、伝えられているか
・描写力・特徴的なレイアウトを駆使し、自分が感じた世界観や体験を見る人に「直感的に追体験」させられているか
※上記の項目をすべて満たす必要はなく、いずれか一つでも含まれていればよい

情報の多くがデジタル化した現在でも、自身が影響を受けたファッション誌への愛着や敬意が、特徴的なレイアウトや丁寧な分析・構成からよく伝わります。また、独自の視点や分析がある点も非常に好印象です。リード文の強調や読者の体験を意識した情報整理、さらにレイアウトなどを突き詰めることで、表現の意図やメッセージがより明確になり、内容がより伝わりやすくなります。

短歌から想起した世界を最小限の情報、大胆な構図、鮮やかな色彩で可視化した、豊かな感性と世界観が素晴らしい作品です。自身の主観的体験を見る者に追体験させる仕掛けや夏の気配が魅力的に表現できています。 文字情報の整理と配置を工夫して世界観と一体化させ、世界観の説明を補うことで、さらに説得力が増します。

空間・コンテンツ・プロダクトという幅広い領域への深い興味と客観的な考察・分析から、優れたバランス感覚と視野の広さが感じられる作品です。シンプルな画面構成と丁寧な描写により、自身の「心が動いた体験」を端的に表現できています。一方で、その「体験」をより明確に伝えるためには、自身のイメージを優先した力強い表現があるとさらに良くなります。

自身の体験に基づく強いメッセージや丁寧な観察眼と分析、ディテールへの深い理解が光る作品です。しかし、文字量の多さや表現の濃淡により、コアメッセージや一部の描写が埋もれているのが惜しまれます。提示された領域横断のビジョンをキャッチコピーとして際立たせ、小さなデザインの集積が空間や身体におよぼす体験への影響まで視野を広げると良いでしょう。

高い画力と描写力で、音楽への没入体験とプロダクトの重要性を直感的に伝えている作品です。人とモノの接点(UX)の表現から、将来のものづくりの目標への接続性も非常にわかりやすいです。単なるモノの構造理解に留まらず、「音楽のある暮らし」がなぜ豊かなのかという広い視点を持つことで、単なるモノのデザインに終始することなく、生活体験へと発展できるでしょう。

枯山水庭園の体験から、時間や歴史、環境といった目に見えない要素が体験を豊かにする「空間の本質」に着目できています。一人称視点の描写から静けさが体験の伝わる一方、文字情報との構成には改善の余地があります。変化する空間と人の具体的な関係性を可視化し、情報を整理する事でより伝わり易くなります。