2016.02.12桑沢文庫10:「アンニ・アルバースとアンデスの染織―バウハウスからブラック・マウンテンへ―」刊行
このたび、東京造形大学元教授 中野恵美子先生が翻訳された
『アンニ・アルバースとアンデスの染織― バウハウスからブラック・マウンテンへ― 』
が「桑沢文庫」より刊行されました。
『桑沢文庫10
アンニ・アルバースとアンデスの染織― バウハウスからブラック・マウンテンへ ―』
著 者 ヴァージニア・ガードナー・トロイ
訳 者 中野 恵美子
定 価 本体3,800円+税
発行所 学校法人桑沢学園
<内容紹介>
本書は、これまで日本であまり紹介されてこなかったバウハウスの織工房について、そして織工房の手本にもなったアンデスの染織が当時のプリミティズムの評価に基づく現代美術への論議の確立に大いに寄与していたという点について論じられています。バウハウスの学生であり後に指導者にもなった織作家のアンニ・アルバースは、バウハウスの閉鎖に伴い夫のヨゼフ・アルバースと共にアメリカに移住し、現代美術に多大な影響を与えたブラック・マウンテン・カレッジにおいて、バウハウス時代に師と仰いだパウル・クレーとアンデスの染織を元にテキスタイルの教育、研究を展開しました。そして制作面では「絵画的織物」を確立し、織物を芸術にまで高め、後のファイバーアート、テキスタイルデザイン界に多大な影響を与えました。それらの活動が図版と共に述べられています。
<購入について>
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