2024.06.11〈桑沢〉エツィオ・マンズィーニ(Ezio Manzini)氏による特別講演会が開催されました

2024年6月2日（日）、社会変革とサステナビリティのためのデザインに関する世界的権威であるデザイン研究者　エツィオ・マンズィーニ氏(Ezio Manzini)による特別講演会が、70周年記念プロジェクトと東京造形大学ZOKEI講座の共催にて開催されました。

「デザインで社会は変えられるか。これまでに分かったこと。」と題して開催された講演会には、桑沢デザイン研究所在学生150名に加え、国内大学などのデザイン研究者中心に150名の一般参加者が参加し、ケアデザインの重要性とそれを受け入れて「ソーシャルイノベーション」を加速していくための「社会のあり方」をこれからどのようにデザインしていくのか。について、語られました。

講演後の交流会では、障害者福祉センター「はあとぴあ原宿」にて製造された「シブヤフォントクッキー」と資源循環型コーヒー焙煎所「Atara」（青木望氏）によるサーマルリサイクルコーヒーが提供され、参加者同士の熱い議論が交わされました。

エツィオ・マンズィーニ(Ezio Manzini)
デザイン研究者
社会変革とサステナビリティのためのデザインに関する世界的権威
ミラノ工科大学名誉教授　DESIS の創設者及びDESIS network代表
DESIS とは、Design for Social Innovation towards Sustain-ability（サステナビリティに向けた社会変革のためのデザイン）の略で、2009 年にエツィオ・マンジーニ氏によって始められた世界中のデザイン系大学をつなぐ国際ネットワークです。https://desisnetwork.org/

TZU DESIS Lab. は、2011年、桑沢学園、東京造形大学に設立された日本初の DESIS ラボです。東京造形大学は「社会を作り出す創造的な造形活動の探求と実践」を建学の精神に掲げており、TZU DESIS Lab. では、デザインと美術の役割を「サステナブルな社会を創造する造形活動」と捉え直し、その実現に向けた造形活動の探究と実践を行っています。