日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

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卒業生インタビュー

出口 美月

総合デザイン科 プロダクトデザイン専攻
2014年卒業

出口 美月 / プレス/コーディネーター

出口 美月

プレス/コーディネーター

  • 1985年東京都生まれ
  • 2008年慶應義塾大学総合政策学部卒業
  • 2008年Web 制作会社に入社
  • 2014年株式会社 TRUNK 入社

広い視点でデザインに関わる、自分らしい方法を知った

デザインディレクター桐山登士樹の事務所に所属しています。企業が海外の見本市や展示会などに出展するさいに、プロデュースやブランディングを行い、デザイン的な側面からプロジェクトを支えるのが主な業務です。
海外でのプロジェクトではプレスとして関わることが多く、情報発信を担います。日常的な業務では、クライアントがブランディングや商品開発に向けて情報を発信するのにデザインの力を要する場合、それをサポートするプロジェクトマネージャーの役割を担います。化粧品の場合を例に取れば、デザインチームに入りコンセプトを練り、デザイナーと組んで商品をつくり上げていきます。

大学卒業後Web制作の会社で働いていたのですが、クライアントの課題に対してもっと多彩なアプローチ方法があるのに、ひとつのメディアしか提供できないもどかしさを感じていました。偶然「手を動かすことを大事にしている」という〈桑沢〉の特徴を記したパンフレットを手に取り、自分に合っていると感じて入学を決意しました。
プロダクトデザインは立体的な思考が求められ、実は私にとっては苦手分野。しかしせっかく入学したのだから自分にはできないことを習得したいと思い、あえて専攻しました。小さいときから興味が向くままに何にでも取り組んできた私の性質は、1年次のインターン先で「オールマイティー過ぎて使いづらい」といわれ、進路に悩みました。けれども「使いづらい人は、使う側になればいい」という言葉を同時にいただき、自分を活かせる道があると気づきました。デザイナーというスタンス以外でもデザインに関わる方法がある。それに気づくことができたのは〈桑沢〉でデザインの力を総合的に学んでいたからだと感じます。

色々なジャンルのデザイナーと組んで仕事を進めていくうえで、多くの専門言語を共有できるのは、それぞれの分野に触れて勉強してきたおかげです。こういうサポートをしたら仕事を進めやすいのではないかと慮(おもんばか)れるのも〈桑沢〉出身者の強みです。実際、1年次には、あらゆる専攻に進む友人たちがひとつの教室で学んでいました。課題では目的に向かってみんなが必死に取り組んでいるので、人の気持ちが理解できます。年2回発行の学内フリーペーパー「ラボラトリー」で編集長を務めたときも、学部や専攻、年齢も異なる人と一緒に何かをやり遂げる意味を知りました。
入社して6年目、ひと通り仕事を覚えて、自分としてどうすべきかを少しだけ考えられるようになってきた気がします。まだまだ近視眼的になりがちな自分を制し、俯瞰的な視点を実践のなかで学んでいきたいと思っています。

 <インタビュー 2019年3月>©桑沢デザイン研究所

出口 美月

写真撮影、編集、執筆、HTML まですべて手がけていた伝統的工芸品産業振興協会のメールマガジン

 <インタビュー 2019年3月>©桑沢デザイン研究所

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