日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

アクセス
MENU
LINE YouTube Instagram Twitter Facebook

卒業生インタビュー

北山 博文

デザイン専攻科 プロダクトデザイン専攻
2009年卒業

北山 博文 / パッケージデザイナー

北山 博文

パッケージデザイナー

  • 1977年埼玉県に生まれる
  • 大学卒業後、自動車部品会社で営業職として勤務の後、ザ・パック株式会社に入社

紙、段ボール、フィルム。多様な素材のパッケージを手がける会社で、紙箱(紙器)の形をデザインしています。
包装は商品の第一印象を左右するものですから、 商品を保護する機能のほかにコミュニケーションツールとしての重要な役割があります。組み立てやすさやコスト要件をクリアした上で、売り場で商品を際立たせ、お客様に選んで頂ける包材を生み出すことが私の仕事です。「紙器」は、ほかの多くの工業製品と違い、平面から立体に変化する点に面白さがあります。複雑な形状の箱も、展開すると一枚の紙になったりします。制作にはCADという設計ソフトも使用しますが、そこにいたる過程では切ったり折ったりを繰り返し、平面からカタチを生み出していきます。
〈桑沢〉では、コンピュータを使った作業よりも「手を動かすこと」の大切さを学びました。特に工作室には友人たちと入り浸ってモノをつくっていたことを覚えています。考え、スケッチをして、モデルをつくる。
手を動かして発想をする、〈桑沢〉はその原点だったのだと思います。
 また年齢も経歴も違うクラスメイトからたくさんの刺激を受けられたのも、〈桑沢〉の良さだったと思います。「千円で何ができるか」という発想とプレゼンテーションの課題では、千円でインスタントカメラを購入し、クラス一人ひとりにメッセージを掲げてもらって写真撮影をしました。卒業目前の課題で、仲間の「思い」をパッケージしたいと思ったのです。クラス全員でギャラリーを借りてグループ展を開いたり、連帯の強い仲間たちでしたので、いまでもよく顔を合わせていますし、卒業した後も皆お互いに刺激し合えているのではないかなと思います。

 <インタビュー 2014年3月>©桑沢デザイン研究所

北山 博文

お菓子や缶飲料のためのさまざまな形の箱

北山 博文

携帯電話の内箱(緩衝材)。組立式の段ボールを採用するケースが増えている。樹脂や成型品に比べコストメリットがあり、また環境負荷が低く、ゴミの減量に繋がる

 <インタビュー 2014年3月>©桑沢デザイン研究所

卒業生一覧に戻る