日本で最初の『デザイン』学校で未来を創造する【専門学校桑沢デザイン研究所】

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卒業生インタビュー

久家 英和

デザイン専攻科 プロダクトデザイン専攻
2011年卒業

久家 英和 / デザイナー、クリエイター

久家 英和

デザイナー、クリエイター

  • 1982年福岡県生まれ
  • 2001年福岡第一高等学校卒業
  • 2011年株式会社super.Bを設立

さまざまなカルチャーが混ざり合う渋谷で学ぶ

中学校3年生のとき、BMX(バイシクルモトクロス)という自転車競技のプロ選手として2006年に上京しました。でも、2008年に11位で終わり、自分の中でスキルの限界が見えたので引退を決意しました。そのときに、自分のやりたいことは何かと改めて考え、幼いころからものをつくるのが好きで、つくるということを常にやり続けていた自分を再認識。つくったものが残せる人生にしたくて、デザイナ一を志望したのです。

12月まで選手でしたから、受験までは3カ月しかありません。毎日徹夜で勉強した結果、美術大学と〈桑沢〉に受かりました。〈桑沢〉を選んだ理由は、渋谷に学校があるということ。選手として海外へ行ったとき、いろいろな生き方があるのをこの目で見たのですが、渋谷にはその世界の縮図があり、さまざまなカルチャーが混ざり合い、自分の刺激になると思いました。学校で勉強すること以外に、社会的な部分を実際に見ながら通えるという強み。それは有名大学に行くよりも魅力的でした。デザインは社会を知らないとできない仕事です。きれいなものだけをつくるのは、デザインではありません。社会問題などを解決する能力を培うことが重要だと考えています。
また、〈桑沢〉の強みは小規模なこと。違ったコースの人でもすぐに友だちになれます。今も仕事を一緒にする〈桑沢〉の仲間は、私の支えになっています。さらに、フリーランスで活躍している先生が、セミナーや授業の中で自分の仕事を見せてくれます。個としての強さを学べたことは、私の生き方を変えました。

〈桑沢〉を卒業した年に、会社を立ち上げました。当初、目の前にあった仕事は専攻したプロダクトデザインではなく、Photoshopで絵を描いたり、建築3DモデリングやCADを扱ったりするもの。でも、そこに不満はまったくありませんでした。何でも学んでやるという気持ちで、映像も独学で身につけ、今手がけている自社ブランドのルアー設計も1年でつくりました。ルアーはデザインやデータ、裏書きからロゴ、そして広告映像まで自分ひとりで行ったものです。そして去年、ルアーで唯一、グッドデザイン賞を受賞しました。
自分が持っているスキルは何か。これから何をやり、スキルアップしていくのか。〈桑沢〉に入学したら、常にそのことを考えながら動いてほしいと思っています。今はものを考えない時代に突入して、創造するスキルがとても低いレベルになっています。創造することは、相手を思いやることにつながります。常に自分のために何が投資できるかを考えて行動する。私にとっての最大の投資は、〈桑沢〉だったと思います。

 <インタビュー 2018年3月>©桑沢デザイン研究所

久家 英和

久家さんの自社ブランドで製造販売している、ルアー「ダヴィンチ」

 <インタビュー 2018年3月>©桑沢デザイン研究所

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